朝晩の冷え込みが強まり、日中との寒暖差も大きくなるこの時期は、犬や猫の体調管理に気を配りたい季節です。

換毛期を迎える子も多いため、日々のブラッシングや寝床の寒さ対策など、季節に合わせたケアの大切さを改めて感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。

今回ご紹介するのは、海外で動物保護をしているViktor LarkhillさんのYouTubeアカウント@ExtremeAnimalRescueの投稿。

今回は、脚に巨大な腫瘍を抱えながら長年路上で暮らしていた犬が救助され、手術や心のケアを経て、新しい家族と暮らすまでの様子を紹介してくださっています。

執筆時点で656万回再生、約17万件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、実際に犬を迎える際の生涯費用はどれくらいかについても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【後ろ脚に巨大な腫瘍を抱えていた犬】何年ものあいだスペインの路上で暮らしていた

土の上を歩くアルマと、カラーを着けて横たわるアルマ1/5

土の上を歩くアルマと、カラーを着けて横たわるアルマ

出所:@ExtremeAnimalRescue

海外のSNSで、何年ものあいだスペインの路上で暮らし、脚に巨大な腫瘍を抱えていた犬「アルマ」が救助された様子が紹介され話題となっています。

保護されたアルマの脚には大きな腫瘍がぶら下がり、その重みで歩くことにも大きな負担がかかっていました。腫瘍には感染もみられ、さらに検査では寄生虫が確認されたほか、過去に撃たれたとみられる散弾も体内に残っていたといいます。

獣医師は腫瘍の種類や転移の有無、骨への影響などを詳しく調べ、状態を整えたうえで摘出手術を実施。術後には輸血も行われ、治療を続けながら回復していきました。

2. 【後ろ脚に巨大な腫瘍を抱えていた犬】手術を経て、新たな家族のもとで穏やかに暮らす現在

公園を散歩し、くつろぐアルマ2/5

公園を散歩し、くつろぐアルマ

出所:@ExtremeAnimalRescue

アルマには人を怖がる様子もみられたため、無理に接触せず食べ物などを使いながら、人との関わりを良い経験として受け止められるようなケアも続けられたといいます。

身体だけでなく心の回復にも時間をかけたアルマは、その後、ルクセンブルクで暮らす新しい家族に迎えられました。長い路上生活や治療を乗り越えた現在は、大切な家族の一員として新たな生活を送っているそうです。

ネット上では、アルマを救助し、手術や治療、心のケアに尽力した保護スタッフや獣医師たちへの感謝と称賛の声が相次いだほか、長い回復の道のりを乗り越え、新しい家族のもとで幸せに暮らす姿を喜ぶ声も多く寄せられました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

 

3. 著者からの一言コメント

小泉 柚乃
愛犬の体にしこりや腫れを見つけると、「もう少し様子を見ても大丈夫かな」と迷うこともあるかもしれません。しかし、見た目だけでその原因や良性・悪性を判断することは難しいため、気になる変化があれば早めに動物病院で診てもらうことが大切です。特に、しこりが大きくなっている、出血やただれがある、痛がる、歩き方に影響が出ているなどの変化がみられる場合は、そのままにせず必ず獣医師へ相談しましょう。普段からブラッシングやスキンシップの際に体を触っていると、小さな変化にも気づきやすくなります。

今回のアルマは、歩くことにも影響するほど巨大な腫瘍を抱えながら長いあいだ路上で暮らしていたところを救助され、大きな手術だけでなく、人への恐怖心にも向き合いながらケアが続けられてきました。身体の傷が治るだけでなく、安心して人と暮らせるようになるまで寄り添うことも保護後の大切な支援のひとつです。これからは辛い思いをせず、新しい家族のもとで安心して幸せな時間を重ねてほしいです。
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4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【小泉 柚乃のおすすめ記事】3選

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参考資料

小泉 柚乃