海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。

今回ご紹介するのは、海外で動物保護をしているViktor LarkhillさんのYouTubeアカウント@ExtremeAnimalRescueの投稿。

今回は、極度に痩せ、立つことも難しい状態で保護された犬が、病院で治療や検査を受けながら原因の特定を進めている現在の様子を紹介してくださっています。

執筆時点で7820回再生、約1070件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬・猫の平均入手価格についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【痩せ細り立つことができない犬】原因の特定に向けて検査と治療を受けることに

ぐったりと横たわり、うずくまっていたダフネ1/2

ぐったりと横たわり、うずくまっていたダフネ

出所:@ExtremeAnimalRescue

海外のSNSで、極度に痩せ、立つこともままならない状態だった犬「ダフネ」が保護された様子が紹介され話題となっています。

ダフネは虐待に遭い、食事をするときにもバランスを崩すほど衰弱していたため、救出後すぐに病院へ搬送されました。診察では重度の脱水や皮膚の異常が確認されたほか、歩こうとすると倒れてしまい、目の焦点もうまく合わせられない状態だったといいます。

病院で診察を受け、歩く様子を確認されるダフネ2/2

病院で診察を受け、歩く様子を確認されるダフネ

出所:@ExtremeAnimalRescue

獣医師は神経系の問題を疑い、リーシュマニア症を含む感染症の可能性についても検査を実施。神経科の診察を受け、詳しい遺伝子検査も進められています。

しかし、現時点では原因は特定されておらず、現在も入院して傷の治療や検査、日々のケアを続けながら経過を見守っているそうです。

ネット上では、深刻な状態にあったダフネを救出し、治療につないだ保護スタッフや獣医師への感謝の声が相次いだほか、原因が明らかになり、無事に回復してほしいと願う声も多く寄せられました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

2. 著者からの一言コメント

小泉 柚乃
犬がふらつく、まっすぐ歩けない、立とうとしても倒れてしまうといった症状がみられる場合、神経系の異常をはじめ、さまざまな原因が考えられます。今回のダフネのように目の動きや姿勢にも異変がみられる場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに動物病院を受診することが大切です。受診する際は、「いつから症状が出たのか」「急に始まったのか」「食欲や排泄に変化はあるか」などを伝えられるようにしておくと、診察の手がかりになります。また、安全に撮影できる状況であれば、ふらつきや歩き方の様子を動画に残しておくと、病院で症状が出なかった場合にも獣医師へ伝えやすくなります。

すぐに診断がつかないケースでは、必要な検査を一つずつ進めながら原因を探っていくこともあるので、診断までに時間がかかることもよくあります。今回ダフネは、無事に救出され、必要な治療を受けられる環境につながったので、少しでも早く原因が明らかになり、治療を受けながら元気を取り戻してほしいです。
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3. 新しい家族を迎える前に。犬・猫の平均入手価格を知っておこう

過酷な環境から救い出された動物たちの姿を見ると、これから保護犬・保護猫を迎えたいと考える方も多いのではないでしょうか。

ペットショップやブリーダーなど有償で犬・猫を入手する場合の平均価格は、2025年で犬が「21.6万円」、猫が「17.5万円」となっており、猫は3年間で約35.7%上昇しています。

一方で無償譲渡を希望する声も多く、犬53.6%、猫76.9%が無償での譲渡を望んでいるというデータもあります。

私はアナリストとして、モノを「買うときの値段」より「持ち続けるコスト」で評価することを大切にしてきましたが、ペットもまさに同じだと思います。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、有償で入手した場合の平均価格は犬が21万6000円、猫が17万5000円。とくに猫は、この3年で約35.7%上がっています。

(中略)

そして何より、無償譲渡を望む人が猫で76.9%、犬で53.6%にのぼる背景には、命を預かることの重みへの意識があるのだと思います。価格を比べる前に、「10年後、20年後も最後まで世話を続けられるか」――その一点を落ち着いて考えることが、いちばん確かな判断材料になるのではないでしょうか。

令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%
令和7年調査から見る犬の平均入手価格は21万6000円、猫は17万5000円。無償譲渡を希望する人は猫76.9%・犬53.6%

その後の飼育費まで見据えて考えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

参考資料

小泉 柚乃