4年越しに購入された自画像が、Threadsで話題になっています。
投稿したのは、9/21に新曲「市報くにたち」が配信された、フォーク歌手のさとうじゅんさん(@satogjiro_)です。
当ポストは執筆時点で13万件を超えて表示されており、「ちょっと欲しいかも」「これは良い絵!」といったコメントが寄せられています。
そこで、LIMO編集部は話題の@satogjiroさんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. フォーク歌手の自画像が話題
「自画像が売れた。しかも北海道の人に。俺の自画像がなぜか北海道へ渡る。どういうことなんだ?」そんなコメントとともに投稿されたのは1枚の写真。
そこに写っていたのは、長い髪と眼鏡が印象的な人物が描かれた1枚の絵でした。
この作品は、フォーク歌手として活動するさとうじゅんさんの自画像。
美術大学出身で、音楽活動の傍らイラストやデザインの仕事も手がけてきたさとうさんが、4年前に開催した個展のフライヤーに使用したものだそうです。
個展終了後、さとうさんは自身の通販サイトにCDと一緒に自画像を出品。しかし、価格を高めに設定していたうえ、「他人の自画像なんて、ファンでも買わないだろう」と考えていたといいます。
ところが出品から4年後、思いがけず作品に注文が入りました。
そんな4年越しに売れた自画像は、SNSで反響を呼びました。
2. 「確かになんか欲しくなる」「これは良い絵!」などの声
ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には
- 「ちょっと欲しいかも」
- 「自画像売ってるとこがジワる」
- 「これは良い絵!」
- 「確かになんか欲しくなる絶妙な味のある絵」
など、自画像に興味を示す声から、独特の味わいや完成度を称賛する声など、多くのコメントが寄せられました。
投稿主さんは、ThreadsをほかのSNSよりも気軽に利用しており、今回も親しい友人に出来事を共有する程度の気持ちで投稿したそうです。
ところが、予想に反して面識のない多くの人から反応が寄せられたため、大きな広がりに驚いたといいます。
さまざまな人が作品や今回の出来事について何かを感じていると知り、「自画像も喜んでいるんじゃないか」と話してくれました。
3. 自画像を購入したのは北海道の音楽ファン
自画像を購入したのは、投稿主さんの音楽活動を応援している北海道在住のファンでした。
投稿主さんは主に京都や東京で活動しており、北海道は普段の活動場所から離れています。そのため、4年間売れなかった自画像へ突然注文が入ったことに加え、作品が北海道へ渡るという展開にも驚いたそうです。
購入者から届いたメールには、「絵も買わせていただきました!」と書かれていたとのこと。
投稿主さんのCDには廃盤となっている作品も多いため、購入者は音楽だけでは飽き足らず、絵も手元に置きたいと思ったのではないかと想像しているそうです。
一方、販売した自画像はB3サイズの本格的な作品。投稿主さんは、実物が届いた購入者がその大きさや存在感に驚いているのではないかと、内心ドキドキしているとも話してくれました。
4. 著者からの一言コメント
5. 日本のアート市場規模・芸術家の売上高はどれくらい?
ここからは記事の内容にちなんで、日本のアート市場規模をご紹介します。
経済産業省の調査によると、2021年の日本のアート市場規模は2363億円で、世界の7兆円に対してわずか4%程度にとどまります。
また、日本の芸術家の年間平均売上高は約280万円であり、3490万円の広告業や1210万円のデザイン業と比べても大幅に低い水準です。
そのため芸術家として専業で生計を立てる厳しさが浮き彫りとなっています。
一方で、近年はアートが持つ企業の成長支援や地域活性化などの経済的な価値に注目が集まっており、今後は国内市場の拡大や環境改善に向けた展開が期待されています。
今回はThreadsで話題になっている「フォーク歌手の自画像」をご紹介しました。
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参考資料
清水 涼
