海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているAdăpostul Speranța(希望の保護施設)さんのInstagramアカウント@adapostulsperanta7404の投稿。

ルーマニア・トゥルグ・ジウで、出産したばかりの母犬が保護員に連れ去られた際、5匹の子犬のうち2匹が現場に取り残され、泥の中でおよそ2日間を耐え抜いた末に保護され、母親や兄弟たちと再会を果たしました。

執筆時点で761回再生、約88件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【保護員に連れ去られた母犬】置き去りにされた2匹の子犬、ぬかるみの中で耐えた2日間

ぬかるみの中で見つかった子犬1/5

ぬかるみの中で見つかった子犬

出所:@adapostulsperanta7404

投稿は「母犬から子犬を引き離すなんて、どんな心を持っていたらできるのでしょうか」という問いかけから始まります。本来であれば母親の温もりと母乳以外に何も知らなくていいはずの幼い月齢で、2匹の子犬がぬかるみの中に、食べ物もなく、母親もないまま取り残されていました。

これはルーマニア・トゥルグ・ジウで起きた出来事だと紹介されています。出産したばかりの母犬が保護員(hingheri)に捕獲され、5匹の子犬のうち3匹だけを連れて公営の保護施設に運ばれ、残りの2匹はその場に置き去りにされてしまったといいます。

2匹はおよそ2日間を耐え抜きました。発見された時には泥まみれで、先に保護施設に運ばれていた兄弟たちよりもずっと衰弱していたとのことです。投稿では「生き延びられたのはほとんど奇跡」だと振り返られています。

2. 【母と再会した子犬たち】家族全員が保護施設で再会、これから始まる本当のケア

保護施設で安心して過ごす子犬たち2/5

保護施設で安心して過ごす子犬たち

出所:@adapostulsperanta7404

Adăpostul Speranțaのスタッフによって、置き去りにされていた2匹の子犬は無事に保護され、母親と3匹の兄弟たちとの再会を果たしました。投稿では、今は家族全員が一緒にいて安全だとしながらも、「本当の意味での救済はこれから始まる」と伝えられています。

子犬たちが里親に出せるくらいの大きさに育つまでには、ケアや見守り、十分な食事、そしてワクチン接種などが必要とされており、Adăpostul Speranțaでは今後も見守りを続けていくとしています。

コメント欄では

  • 「彼らを救ってくれてありがとう。あなたたちに神のご加護がありますように」
  • 「見つけてもらえて本当によかったです」

など、保護活動への感謝や称賛の声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回の投稿を通じて、海外の保護施設が日々どれほど過酷な現場に向き合っているかを改めて感じました。出産直後の母犬が保護員に連れて行かれ、子犬2匹が現場に取り残されてしまうという経緯は、日本ではあまり想像しにくい状況かもしれませんが、野犬や野良犬の数が多い地域では、保護の現場そのものが慌ただしく、厳しい環境に置かれていることを改めて感じさせられました。

今回は幸い、置き去りにされた2匹も命を落とすことなく、家族と再会することができましたが、あと少し発見が遅れていたらと思うと胸が痛みます。読者の皆さんには、身近な保護団体の活動を知り、寄付や物資提供、里親募集の情報を広めるといった形で、できる範囲から動物福祉に関心を持っていただけたらと思います。

子犬たちはまだ里親を迎えられる段階ではなく、これからケアとワクチン接種が必要な時期だといいます。私たちがこの記事で一番伝えたいのは、「保護された瞬間がゴールではない」ということです。母犬と5匹の子犬たちが、これからも安全に、そして健やかに過ごせるよう、引き続き見守っていきたいと思います。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

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参考資料