個人向け国債は、国が発行し、個人が1万円から買える債券です。秋に入り、年内に使う予定のないお金をどこに置いておくか、考え始める人もいるでしょう。

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個人向け国債とは

出所:財務省「個人向け国債」

申し込みは証券会社や銀行、郵便局といった身近な金融機関で受け付けています。購入したあとに家族へ譲ったり、相続したりすることもできます。

商品は「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3タイプで、毎月発行されています。どのタイプにも年率0.05%の最低金利が設けられていて、世の中の金利が大きく下がった局面でも、利率がこれを下回ることはありません。

2026年9月募集分の申し込みは、9月30日で受付を終了しました。9月募集分では、3タイプの利率はそれぞれ何%だったのでしょうか。財務省の発表をもとに振り返るとともに、次回の募集に向けて個人向け国債の仕組みも確認していきましょう。

1. 「個人向け国債」2026年9月募集を振り返る!3タイプの利率はそれぞれ何%?

個人向け国債 令和8年9月募集分の発行条件2/2

個人向け国債 令和8年9月募集分の発行条件

出所:財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」をもとにLIMO編集部作成

財務省によると、2026年9月募集分の個人向け国債の利率(年率・税引前)は次のとおりです。

  • 変動10年(第198回債):1.95%(初回の適用利率)
  • 固定5年(第186回債):2.24%
  • 固定3年(第196回債):1.96%

今回は固定5年の2.24%が、3タイプの中でいちばん高い水準です。固定3年は1.96%、変動10年の初回の利率は1.95%で、この2つの差は0.01ポイントにとどまります。

利子からは20.315%分の税金が差し引かれます。受け取るときの利率(税引後)に直すと、変動10年が1.5538575%、固定5年が1.7849440%、固定3年が1.5618260%です。

利子の支払いは年2回で、毎年4月15日と10月15日に受け取ります。

固定5年と固定3年は、発行したときの利率が満期まで変わりません。買った時点で、満期までに受け取る利子の額が決まるタイプです。

これに対して変動10年は、半年ごとに適用する利率が見直されます。1.95%は最初の利払いに使われる利率で、2回目以降は市場の金利に合わせて上がることも下がることもあります。

変動10年の利率は、10年固定利付国債の平均落札利回りに0.66を掛けて決まります。市場の金利が下がった場合でも、0.05%より低くはなりません。

9月募集分の募集期間は2026年9月3日から30日までと9月の受付は本日まででした。発行日は10月15日です。満期となる償還期限は、変動10年が2036年10月15日、固定5年が2031年10月15日、固定3年が2029年10月15日となっています。

今後購入を検討する場合、次の10月募集分は10月8日から30日まで受け付ける予定です。個人向け国債の利率は募集月によって変わるため、10月募集分が9月募集分と同じ利率になるとは限りません。実際に申し込む際には、その月の最新の発行条件を確認しておきましょう。