「山間部の溜池を覗くと、コンクリート護岸の水際を大きなモクズガニたちがコンクリートに沿ってぞろぞろ行進していました。一体この行進にどんな意味があるのだろうか。」そんなコメントとともに投稿されたのは1本の動画。

@MEGALOD18201773さんが投稿した当ポストは、執筆時点で31万5000件を超えて表示されています。

そこで、LIMO編集部は話題の@MEGALOD18201773さんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました!

※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. ぞろぞろと前歩き…なぜか同じ方向に進むモクズガニの姿が話題

福岡県のとある登山道を歩きながら、生き物探しをしていた投稿主さん。

撮影当時の状況について尋ねると、「登山道の脇にため池があるのに気づき、何かいないかと近づいてみました。池の水際のところをモクズガニたちが何匹も、しかも同じ方向へ歩いている様子が見てとれ、不思議に思いスマホのカメラで撮影しながらしばらく観察していました」と話してくれました。

横歩きではなく前歩きで行進中1/5

横歩きではなく前歩きで行進中

出所:@MEGALOD18201773

カニと言えば横歩きのはずなのに、なぜか前歩きをしているモクズガニ。

動画の中で次々やってくるモクズガニたちは、みんな前に向かって行進していました。

揃いも揃って水面付近を歩いています2/5

揃いも揃って水面付近を歩いています

出所:@MEGALOD18201773

リプライ欄には、「カニのくせに前歩き速っ」「産卵に向かっているのでは?」「酸素が無いのかなー多分」などのコメントが集まり、謎の行動に目を奪われる人が続出しました。

2. モクズガニってどんなカニ?どこに住んでいるの?

モクズガニは、毛の生えたハサミを持っているのが特徴です。毛が密集している姿が「藻くず」のように見えることが名前の由来で、特にオスはメスよりもびっしりと毛が生えています。上海ガニとして知名度のある「チュウゴクモクズガニ」と近い種類で、モクズガニは特にカニ味噌や内子が美味しいと評判です。

生息域は、北海道から沖縄までの日本各地、ロシアや朝鮮半島、台湾などに分布しています。川と海の両方を移動して暮らす習性があり、環境への適応能力が高いとされます。生まれてから数週間から十数週間は海でプランクトン生活を行い、稚ガニになると川を上るそうです。成体は夏の終わりから秋には川で生活し、秋から冬の繁殖期には海へ下ります。交尾後のメスは産んだ卵をお腹の肢に抱え、ふ化するまで保護します。ふ化後の幼生を海に放出した親モクズガニは、川に戻ることなく一生を終えるそうです。

投稿の反響について、「ここまで大きな反響があるとは思わなかったので、正直驚きました」と振り返る投稿主さん。「カニたちの行動に関して様々な方から『繁殖のため河口に下ろうとしているのでは』『水中の酸素が不足したため酸素が多い水面近くに集まったのでは』などの意見をいただきました。時期的に見て、私も繁殖行動と関係があるような気がしています。しかし、カニたちの進行方向はため池の流出口とは逆の方向だったので、本当に池から川へと下ろうとしていたのかは疑問が残ります」と話してくれました。

3. 著者からの一言コメント

丸田 未由希
カニなのに、想像以上にしっかりとした前歩きをしていて感心しました!教えられてもいないのに全員同じ方向へ進んでいることはもちろん、海で生まれ、川で育ち、また海へ戻って一生を終える…そのように自然環境で生きることは大変であり、面白いことだなと感じました。

4. 登山にかかる平均的な年間費用は4万7100円

ここからは記事の話題にちなんで「登山にかかる平均的な費用」についてご紹介します。

公益財団法人日本生産性本部が公表している「レジャー白書2025」(速報版)によると、余暇活動として「登山」を行っている人の年間平均活動回数は8.2回。年間平均費用は4万7100円という結果になっています。

なお、登山と同じ「観光・行楽部門」のうち、参加率がもっとも高い「国内観光旅行」の年間平均活動回数は4.5回で、年間平均費用は12万9200円でした。

今回はXで話題になっている「水際をぞろぞろと前歩きするモクズガニ」をご紹介しました。

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参考資料