2. 28日の米国半導体関連株の動き
28日(現地時間)の米国市場では、主要3指数とフィラデルフィア半導体株指数(SOX)がそろって下落した。
S&P500種株価指数は59.72ポイント安の7,683.69(▲0.77%)、ナスダック総合指数は248.34ポイント安の2万6,820.38(▲0.92%)、ダウ工業株30種平均は347.11ドル安の5万1,481.51ドル(▲0.67%)で取引を終えた。
米長期金利(10年物国債利回り)は再び上昇し、一時5.27%をつけた。
半導体関連株の比重が大きいSOX指数は203.69ポイント安の1万2,465.24(▲1.61%)と反落し、ナスダック総合指数を上回る下落率となった。
半導体・AI関連の個別銘柄は明暗が分かれた。
時価総額最大手のエヌビディア<NVDA>は28日、自社株買いの枠を1,500億ドル追加すると発表した。これにより、残りの自社株買い枠は2,350億ドルとなる。同社は、自社株買い枠の増額として過去最大だとしている。2028年度(会計年度)までに実施する計画である。同日のエヌビディアの株価は3.79ドル高の228.86ドル(+1.68%)と上昇した。
一方、AMD<AMD>は22.76ドル安の607.87ドル(▲3.61%)と下落した。ARMホールディングス<ARM>は26.99ドル安の283.33ドル(▲8.70%)と、ピックアップした8銘柄の中で下落率が最も大きかった。
メモリー関連はそろって値を下げた。SKハイニックス<SKHY>は9.64ドル安の181.92ドル(▲5.03%)、サンディスク<SNDK>は64.91ドル安の1,712.89ドル(▲3.65%)、マイクロン・テクノロジー<MU>は28.30ドル安の1,053.98ドル(▲2.61%)だった。
半導体製造・製造装置関連では、ASMLホールディング<ASML>が27.47ドル高の1,771.41ドル(+1.58%)、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング<TSM>が2.27ドル高の452.88ドル(+0.50%)と、そろって上昇した。
3. 米国の主な半導体関連株の騰落一覧(28日、現地時間終値)
28日(現地時間)の主な米半導体関連株8銘柄の終値・騰落率を一覧にまとめると、以下の通りとなる。
- エヌビディア(NVDA):228.86ドル(+1.68%)
- AMD(AMD):607.87ドル(▲3.61%)
- ARMホールディングス(ARM):283.33ドル(▲8.70%)
- マイクロン・テクノロジー(MU):1,053.98ドル(▲2.61%)
- サンディスク(SNDK):1,712.89ドル(▲3.65%)
- SKハイニックス(SKHY):181.92ドル(▲5.03%)
- 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM):452.88ドル(+0.50%)
- ASMLホールディング(ASML):1,771.41ドル(+1.58%)
米半導体関連銘柄の値動き一覧1/1
出所:各データより筆者作成
4. 記者コメント
29日の東京市場で、日経平均は続落した。9月末の配当の権利落ち日にあたり、銀行など高配当株を中心に売られた。
半導体・AI関連7銘柄は5銘柄が上昇した。前日に安値引けとなったキオクシアホールディングス、アドバンテスト、レーザーテックはそろって反発し、ディスコは+4.19%と2営業日続伸となった。
一方、JX金属は4営業日続落、フジクラは2営業日続落となった。東証が公表した信用取引残高によると、JX金属の信用買い残は9月25日申込時点で2,400万8,300株と、2週連続で増加した。直近の9月28日申込時点では2,356万2,400株と、25日から44万5,900株減少している。
前日28日(現地時間)の米国市場ではSOX指数が反落し、メモリー関連株がそろって下げた。これに対し、29日の東京市場では半導体・AI関連7銘柄の多くが上昇し、米国市場とは対照的な値動きとなった。
キオクシアホールディングスの株式分割は10月1日に効力が発生する。29日の株価は分割後の水準で取引されており、額面上の株価は前日の3分の1となっている。
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- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
高原 祥子