3. 通期予想の修正と配当・株主優待

同社は9月10日、2027年1月期の通期業績予想を修正しました。

  • 売上高:4兆3,530億円→4兆2,600億円(前期比1.5%増)
  • 営業利益:3,500億円で据え置き(同2.5%増)
  • 経常利益:3,140億円→3,160億円(同3.6%減)
  • 純利益:2,180億円→2,240億円(同3.5%減)

売上高を引き下げた一方、経常利益・純利益は引き上げましたが、修正後も前期を下回る計画です。

年間配当予想は145円で、7月末基準の中間配当72円に続き、1月末基準の期末配当は73円を予定しています。

3.1 株主優待は魚沼産コシヒカリ(新米)5kg、新米の季節10月下旬から11月初旬に届く

株主優待は、1月31日時点で1,000株以上を保有する株主が対象で、毎年10月下旬から11月初旬にかけて魚沼産コシヒカリ(新米)5kgが贈られます。

100株では対象にならない点に注意が必要です。

4. 積水ハウス<1928>の9月29日の株価

9月29日の終値は3,317円(前日比▲58円、▲1.72%)でした。

同日の終値をもとにすると、PER(会社予想)は9.60倍、PBR(実績)は0.96倍、配当利回り(会社予想)は4.37%。

配当利回りが4%を超える「高配当」銘柄です。

この3,317円は、年初来高値の3,832円(2月26日)より年初来安値の3,181円(6月2日)に近い水準です。

PBR(実績)は1倍をわずかに下回っています。

積水ハウスの年間チャート1/1

積水ハウスの年間チャート

出所:LIMO&ファイナンス

5. 記者コメント

中間期の2ケタ増益を大きく押し上げたのは都市再開発事業の物件売却でしたが、同社の土台となる利益を支えているのは、シャーメゾンを管理する賃貸住宅管理事業です。

建てて終わりではなく、建てた後も管理を通じて収益が積み上がる点に、同社の稼ぐ力の特徴があります。

12月上旬に予定されている第3四半期決算では、米国賃貸住宅開発事業の物件売却が計上される国際事業の動向とあわせて、賃貸住宅管理事業が伸びを保てているかに注目したいところです。

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。

参考資料

高原 祥子