ロサンゼルス・ドジャースは2026年9月24日(現地時間)、本拠地ドジャースタジアムでのパドレス戦で、映画『ゴジラ-0.0』とのコラボイベント「Godzilla Minus Zero Night」が開催されました。
当日は同作で主演を務める俳優の神木隆之介さんが始球式に登場したほか、球団公式Instagramにはブレイク・スネル投手と神木さん、ゴジラの模型が並ぶ写真も投稿され、SNSで反響を呼んでいます。
本記事では話題の投稿の詳細とともに、こうしたイベント開催の背景にあるドジャースの集客戦略、そしてアメリカでゴジラコラボが受け入れられている理由についても解説します。
1. 神木隆之介が始球式に登板。ブルペンから登場したゴジラにも反響
「Godzilla Minus Zero Night」は、山崎貴監督の新作映画『ゴジラ-0.0』(日本11月3日、北米11月6日公開)の海外プロモーションを兼ねて、ドジャースと東宝のコラボレーションで実施されました。
前作『ゴジラ-1.0』が米アカデミー賞視覚効果賞を受賞していることも、今回のコラボが実現した背景の一つとみられます。
試合前には先着4万人限定のゴジラボブルヘッド人形も配布され、こちらを目当てに早い時間帯から長蛇の列ができました。また、プレイボール直前にはブルペンから造形にこだわったゴジラが登場し、スタジアムを盛り上げました。
始球式のマウンドに立ったのは、同作で主演を務める俳優の神木隆之介さん。
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@dodgers
前日に先発登板したばかりの山本由伸投手が捕手を務めました。神木さんはノーバウンドで投球を届け、スタジアムからは大きな歓声が上がりました。
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SNSでは
- 「日本が誇らしい!」
- 「ゴジラはきっと最高の選手になる」
- 「彼(ゴジラ)がこの試合のために、小さくなってくれて本当にうれしい」
などのコメントが寄せられていました。
2. ゴジラ&神木隆之介&ブレイク・スネルの3ショットも話題
さらに球団公式Instagramには、会場に設置されたゴジラの模型を挟んで神木さんとブレイク・スネル選手が並ぶ写真が投稿されました。
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ブレイク・スネル選手は過去に2度サイヤング賞を受賞した名投手で、山本由伸選手と仲が良いことでも有名です。しかし、なぜこの3ショットが実現したのでしょうか。
実はスネル投手には「スネジラ(Snell+Godzilla)」という愛称があり、自身のInstagramのハンドルネームにも使用しています。今回はそうした縁もあり、ゴジラと並び立つことになったわけです。
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@dodgers
球団公式はこの写真に「Will the real Zilla please stand up?(本物の"ジラ"はどっちだ?)」とキャプションを添えています。
3. なぜドジャースは頻繁にグッズ配布イベントを行うのか
今回のようなグッズ配布・コラボイベントは、ドジャースにとって珍しいものではありません。
2025年シーズンは21試合でボブルヘッド人形を配布しており、これはMLB全30球団で最多。2位のメッツ(12試合)を大きく上回ります。2026年シーズンは大谷選手関連の3種を含む23種類のボブルヘッドを配布しています。
大谷翔平選手など日本人選手の活躍もあり、『鬼滅の刃』『ワンピース』『ハローキティ』といった日本発コンテンツとのコラボも積極的に展開しており、今回の『ゴジラ-0.0』もこの延長線上に位置づけられます。
これらの施策は球団の収益構造にも直結しています。
スタジアムの広告収入は前年比13倍(650万ドル)に増加し、日本企業との新規スポンサー契約も10社以上成立しました。
2025年にはMLB全体のスポンサー収入が史上初めて20億ドル(約3100億円)を突破しており、その牽引役の一つがドジャースだったとされています。
4. スポーツトレンドウォッチャーのひとこと
今回のコラボがアメリカのファンにも広く受け入れられている背景には、ゴジラというコンテンツがすでにアメリカの大衆文化に組み込まれている点があります。
ゴジラは2004年、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに星を授与されています。これは日本発のキャラクターとしては初めての快挙で、ミッキーマウスやバッグス・バニーといったアメリカを代表するキャラクターと並ぶ扱いを受けたことになります。
さらに近年はレジェンダリー・ピクチャーズ制作の「モンスターバース」シリーズが北米でヒットを重ね、2024年公開の『ゴジラ×コング 新たなる帝国』は世界興収5億7000万ドルを突破し、シリーズ最高記録を更新しました。
この日はホーム球場で行われるレギュラーシーズンの最終戦でしたが、日本のファン層とアメリカの一般ファン層の双方を同時に取り込めるアイコンとして、堂々の大トリを飾りました。
参考資料
大蔵 大輔
