海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護活動をしているアカウント@pawsandclawsanimalwelfareのInstagramの投稿。

投稿には、ひき逃げに遭い、多発骨折と横隔膜ヘルニアという瀕死の重傷を負った状態で保護された子猫イーサンが、大手術を乗り越えたのもつかの間、発熱や感染症の再発によって集中治療室(ICU)に戻ることになった経過が綴られています。

執筆時点で1364回再生、約257件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、猫を家族として迎える際にかかる飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
ひき逃げに遭い、瀕死の状態で保護された子猫イーサン。多発骨折に加え、横隔膜ヘルニアによって内臓が肺を圧迫するほどの深刻な状態で、息をするだけで精一杯だったといいます。大掛かりな手術を乗り越え、一時は最も苦しい時期を越えたかと思われましたが、その後、突然の発熱や呼吸器感染症、さらに血液寄生虫の再発が重なり、再び集中治療室での治療が必要になりました。それでもイーサンは諦めず、日々寄り添うスタッフや専属の看護担当者に支えられながら、少しずつ元気を取り戻しつつあります。今もなお投薬や点滴による治療が続く、その懸命な回復の様子をご紹介します。

1. 【ひき逃げに遭い瀕死の状態で保護されていた猫】多発骨折と横隔膜ヘルニアの重傷

多発骨折の様子がわかるイーサンのレントゲン写真1/5

多発骨折の様子がわかるイーサンのレントゲン写真

出所:@pawsandclawsanimalwelfare

投稿によると、イーサンはひき逃げに遭い、傷ついた体を引きずりながら食べ物の屋台の下に身を隠そうとしたものの、ほうきで追い払われてしまったといいます。ようやく保護スタッフのもとにたどり着いたときには、複数の脚を骨折し、横隔膜ヘルニアによって内臓が自身の肺を圧迫するほどの深刻な状態だったとのことです。

呼吸をすることさえ命がけだったというイーサン。すぐに手当てが必要な状態でしたが、緊急の大掛かりな手術によって、その命はぎりぎりのところでつなぎとめられました。

2. 【大手術を乗り越えたのも束の間】発熱と感染症の再発で続く一進一退の闘病

点滴治療を受けながら回復を目指すイーサン2/5

点滴治療を受けながら回復を目指すイーサン

出所:@pawsandclawsanimalwelfare

大掛かりな手術を乗り越えたイーサンに、投稿主たちは一瞬「一番つらい時期は越えた」と安堵したといいます。しかしその後、突然の発熱と呼吸器感染症、さらに以前から抱えていた血液寄生虫の症状が再発し、再び集中治療室(ICU)へ戻ることになりました。

それでもイーサンは諦めていません。日々寄り添うスタッフや、昼夜を問わずケアにあたる専属の看護担当者に支えられながら、以前より元気になり、遊ぶ様子も見られるようになるなど、少しずつ回復に向かっているとのことです。ただし投薬や点滴による治療が今も続いており、本格的な回復までにはまだ長い時間がかかる見込みで、投稿主たちは、小さな前進の一つひとつがイーサンが諦めていない証だとしています。

コメント欄では

  • 「イーサン、大好きだよ。小さな戦士さん、頑張って!」
  • 「かわいそうなこの子を救ってくれてありがとう。どうか乗り越えられますように」

など、イーサンの回復を祈る声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のネコちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回イーサンの投稿をリサーチする中で強く印象に残ったのは、大きな手術を乗り越えた直後に「一番つらい時期は終えたと思った矢先に、発熱や感染症の再発でICUに逆戻りした」という経過でした。保護された動物の回復は一直線には進まず、良くなったと思っても再び体調を崩すことがある、という現実を突きつけられる思いがしました。

もし身近で似たように弱った動物を見かけた場合、自己判断で応急処置をするよりも、まずは地域の動物病院や保護団体に速やかに相談することが、命をつなぐ第一歩になります。イーサンは今も投薬や点滴による治療を受けながら、以前より元気になり遊ぶ様子も見せるようになったといい、小さな回復のサインを一つひとつ積み重ねている段階です。

この記事を通じて一番伝えたいのは、たとえ回復に時間がかかり、一進一退を繰り返しているとしても、そばで支え続ける人がいる限り、命は再び前を向いて歩んでいけるということです。イーサンがこれから先、穏やかに過ごせる日々を取り戻せることを願っています。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 「見捨てるわけにはいかなかった」古傷だらけの猫を保護、これから受診というタイミングに反響

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5.2 「新鮮な水を飲む姿に涙が出る」錆びた水たまりで生きていた保護猫の変化に反響

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SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@puppykittynycityさんがInstagramに投稿した保護猫・ダンプスターファイアのエピソードをご紹介します。長らくきれいな水にすら手が届かなかった黒猫がたっぷりと水を飲めるようになった変化に、SNSでは喜びと称賛のコメントが寄せられました。また記事後半では、猫を迎える前に知っておきたい猫の飼育費用についても解説しています。

5.3 「病気だから」と豚小屋に隠されていた生後7週間の子犬、保護から始まった懸命の治療にSNSで反響

            「病気だから」と豚小屋に隠されていた生後7週間の子犬、保護から始まった懸命の治療にSNSで反響    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@littlestepsmatter.baliさんがTikTokに投稿した、生後7週間の子犬が使われていない豚小屋に一匹だけ取り残されていた末に保護された緊急レスキューの様子をご紹介します。全身に及ぶ複数の病気を抱えながらも懸命に生きようとする姿に、多くのユーザーから応援の声が寄せられました。また記事後半では、犬の生涯費用についても解説しています。

参考資料