海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。
今回ご紹介するのは、海外で動物保護をしているViktor LarkhillさんのYouTubeアカウント@ExtremeAnimalRescueの投稿。
今回は、200匹以上の猫が暮らす家で約3か月間を過ごし、ひどく痩せて複数の病気を抱えた状態で保護された猫が、治療を受けている現在の様子を紹介してくださっています。
執筆時点で2830回再生、約790件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、猫の飼育費用は月平均どのくらいかについても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【深刻な衰弱状態で保護された猫】複数の感染症が判明し、治療がスタート
海外のSNSで、200匹以上の猫が暮らす家から保護された猫「アルジェリア」の様子が紹介されています。
アルジェリアは約3か月間、多数の猫を抱え、適切に飼育できなくなっているアニマルホーダーのもとで暮らしていました。以前は健康だったというアルジェリアですが、保護されたときにはひどく痩せ、目の周囲には炎症や傷があり、くしゃみや呼吸の苦しさなども見られたといいます。
動物病院で詳しく検査すると、体重はわずか2.12kg。歯周病や歯肉口内炎による強い痛みも抱えていました。さらに検査では、FIV(猫免疫不全ウイルス)陽性のほか、猫ヘルペスウイルスと猫カリシウイルスへの感染も判明しました。
現在は呼吸状態の安定や目の保護、痛みの管理などを優先し、投薬や検査を続けており、体力が戻れば口の治療も行う予定とのこと。アルジェリアは病院で治療を受けながら、懸命に生きようとしています。
ネット上では、深刻な状態で保護されたアルジェリアの回復を願う声が多く寄せられています。
――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。
2. 著者からの一言コメント
多数の猫がいる環境では、一匹ずつの体調を把握することが難しくなるだけでなく、感染症が広がるリスクにも注意が必要です。猫を迎える際には、頭数だけではなく、食事や医療費などの経済的な負担、毎日のお世話に必要な時間、十分な生活スペースなども考え、自分が最後まで適切に飼育できる範囲にとどめることが大切です。意図しない繁殖を防ぐためにも、避妊・去勢手術について検討しておきましょう。
もし身近な場所で、多数の動物が不衛生な環境に置かれている、衰弱している動物がいるなど、適切なお世話が行われていない可能性に気づいた場合は、自治体の担当窓口や動物愛護に関する相談窓口などへ相談することも一つの方法です。相談することに迷う場合もあるかもしれませんが、状況を伝えることが、動物たちに必要な支援が届くきっかけにつながります。
3. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?
過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。
猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。
中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。
私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。
(中略)
一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。
無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。
参考資料
小泉 柚乃


