3Dプリンターで失敗してしまった作品が、Xで話題になっています。

投稿したのは、@degochiyakuriさんです。

当ポストは執筆時点で7万4000件を超えて表示されており、「これは見事なスパゲッティ」「ソース焼きそばですか?」といったコメントが寄せられています。

そこで、LIMO編集部は話題の@degochiyakuriさんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました!

※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

清水 涼
3Dプリンターで作品を印刷しようとしたところ、細い樹脂が麺のように絡み合い、謎の物体が完成してしまった光景がSNSで話題を呼びました。「見事なスパゲッティ」「ソース焼きそばですか?」など、失敗作を食べ物に例えたユーモアあふれる声が寄せられています。本記事では、投稿者様への取材を通して印刷時に起きた現象や使用した機種、SNSの反響をお届けするとともに、再挑戦によって完成したデジタルホラ貝を紹介。記事後半では、日本のアート市場規模や芸術家の売上高についても解説しています。

1. 3Dプリンターでの失敗が話題

樹脂が絡まった3Dプリンター内部1/5

樹脂が絡まった3Dプリンター内部

出所:@degochiyakuri

「3Dプリンターなんて簡単ですよ。」そんなコメントとともに投稿されたのは1枚の写真。

そこに写っていたのは、3Dプリンターの内部で樹脂が絡まった様子でした。

プリンターの中では、細い糸のような樹脂が複雑に絡まって積み重なっており、一目見ただけで失敗だとわかる仕上がりです。

投稿主さんによると、これは3Dプリンターで作品を印刷しようとした際、久しぶりに派手な失敗をしたことが面白く、撮影したものだそうです。

使用していたのは、熱でプラスチック樹脂のフィラメントを溶かし、細い線として積み重ねながら立体物を作る熱積層式の3Dプリンター。

正常に印刷できていれば、樹脂が設計データに沿って少しずつ積み重なっていきます。しかし今回は途中で印刷に失敗し、行き場を失った細い樹脂が出続けたことで、このような状態になってしまったそうです。

そんな3Dプリンターの予想外の印刷結果は、SNSで大きな反響を呼びました。

2. 「見事なスパゲッティ」「ソース焼きそばですか?」などの声

ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には

  • 「これは見事なスパゲッティ」
  • 「ソース焼きそばですか?」
  • 「リアルなそば!さすが3Dプリンタは何でもつくれるなぁ」
  • 「何を錬成しようと思ったんだ…」

など、大量に絡まった樹脂をスパゲッティやそば、焼きそばに例える声など、多くのコメントが寄せられました。

ほかにも「鳥の巣?」「ハムスターが隠れていそう」といった反応があったとのこと。

投稿主さんは、こうしたコメントを「温かい煽りのお言葉」とユーモアを交えて受け止めています。

ちなみに、投稿主さんが使用しているのは、Bambu Lab社の「P1S」。印刷前の調整も自動で行われる機種のため、現在ではここまで派手に失敗するのは珍しいそうです。

3. 作ろうとしていたのは「デジタルホラ貝」

印刷に成功したデジタルホラ貝2/5

印刷に成功したデジタルホラ貝

出所:@degochiyakuri

投稿主さんが印刷しようとしていたのは、楽器のほら貝を再現した「デジタルホラ貝」。

これまでにも同じ作品を何度も問題なく印刷していたため、今回なぜ失敗したのか、原因は結局分からなかったといいます。

その後、投稿主さんは改めて印刷に挑戦。今度は渦を巻いたほら貝特有の形がきれいに積み上がり、本来作ろうとしていた作品が無事に完成しました。

投稿主さんは完成品の写真とともに、「やり直して、ちゃんとデジタルホラ貝ができたので100点です!」と報告。

麺のような状態になった失敗作と、形の整った完成品を見比べると、同じデータから印刷されたとは思えないほどの違いに驚かされますね。

4. 著者からの一言コメント「失敗から成功への劇的な変化も印象的」

清水 涼
写真を最初に見たときは、ホラ貝を作ろうとしていたとは想像できず、複雑に絡まった樹脂の量に圧倒されました。失敗作をそばやスパゲッティに例えるコメントも楽しく、投稿主さんの「温かい煽り」という表現にも笑ってしまいます。その後は見事なデジタルホラ貝が完成しており、失敗から成功への劇的な変化も印象的でした。

5. 日本のアート市場規模・芸術家の売上高はどれくらい?

ここからは記事の内容にちなんで、日本のアート市場規模をご紹介します。

経済産業省の調査によると、2021年の日本のアート市場規模は2363億円で、世界の7兆円に対してわずか4%程度にとどまります。

また、日本の芸術家の年間平均売上高は約280万円であり、3490万円の広告業や1210万円のデザイン業と比べても大幅に低い水準です。

そのため芸術家として専業で生計を立てる厳しさが浮き彫りとなっています。

一方で、近年はアートが持つ企業の成長支援や地域活性化などの経済的な価値に注目が集まっており、今後は国内市場の拡大や環境改善に向けた展開が期待されています。

今回はXで話題になっている「3Dプリンターでの失敗」をご紹介しました。

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参考資料

清水 涼