3. 優待の「3年以上」は7回以上連続で株主名簿に載ること。数え方に注意が必要

ここが、この制度でいちばん間違えやすいところです。同社が示している「保有期間が3年以上となる株主」の定義は、毎年3月31日および9月30日現在の株主名簿に、同一株主番号で、基準日を含めて7回以上連続して記録された株主、というものです。

つまり、数えるのは年数ではなく回数です。3月末と9月末の年2回、名簿に載った回数が7回以上あって、しかもそれが連続している必要があります。

途中で名簿から外れれば、そこで連続は途切れます。株主番号が同一であることも条件なので、名義が変わる場合にも注意が必要です。単純に「3年持てばよい」と考えていると、思っていた年に届かないということが起こりえます。

2026年に進呈されている感謝品は、全旋回式クローラーキャリア「CD110R-3」、呼称くるくるダンプのミニチュアです。スケールは1/87、対象年齢は13歳以上とされています。過去にはブルドーザーや油圧ショベル、対人地雷除去機などがシリーズとして届けられてきました。

登録住所に誤りがあると送付物が届かない場合があるとの注意も出ているので気を付けてくださいね。

4. コマツの配当方針は連結配当性向40%以上。予想利回りは2.71%

配当についてもみておきましょう。同社が示している配当方針は、連結業績に加えて将来の投資計画やキャッシュ・フローなどを総合的に勘案し、安定的な配当の継続に努めるというものです。そのうえで、連結配当性向を40%以上とする方針が具体的に示されています。

配当性向は、稼いだ利益のうちどれだけを配当に回すかを表す割合です。ここに数字で下限が置かれているということは、利益の水準が配当の水準にそのまま結びつく形になっている、と読めます。

2026年9月18日時点の予想配当利回りは2.71%でした。

なお、直近の配当金をみると2026年3月期は中間と期末で95.00円ずつ、2027年3月期の予想はは中間と期末で95.00円ずつとなっています。

5. 2026年9月28日は権利付き最終日

ここまで、コマツの株価と参考指標、感謝品の条件、そして配当の方針をみてきました。なお9月の権利付き最終日は2026年9月28日です。

感謝品は300株以上かつ3年以上の保有が条件で、その3年以上は名簿に7回以上連続して載ることを指します。年数の感覚で数えると、届く時期を取り違えることになりそうです。手元の株がいつから条件を満たすのかは、3月末と9月末の名簿に何回載ってきたかで数えることになります。

株価や指標は見た日によって変わりますし、感謝品も配当も会社の判断で変更されることがあります。必ず同社の公式サイトで最新のものを確かめてください。

6. 編集部よりコメント

宮野 茉莉子
「同一株主番号で」という一言が条件に入っているところは覚えておきたいところ。会社が見ているのは、この番号が同じまま名簿に載り続けているかどうかです。株数が足りていても、番号が変わったり、途中で名簿から外れたりすれば、そこで連続は切れる形になりますので注意しましょう。

また、長期間保有することで対象となる株主優待の場合、いつまでに買えば、いつから貰えるかを確認すると安心でしょう。なお、株価は日々変動するハイリスク・ハイリターンです。長期間保有する場合、今回ご紹介した内容以外にも業績などをじっくりと確認しましょう。

7. 免責事項

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
  • 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。
  • 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。

参考資料

宮野 茉莉子