新NISAのつみたて投資枠で、インデックスファンドをコツコツ積み立てている方も多いのではないでしょうか。
投資に慣れてくると、「そろそろ他の商品にも目を向けてみたい」「よく聞くETFやアクティブファンドって、結局何が違うのだろう」と感じることもあるでしょう。
インデックスファンド・アクティブファンド・ETFは、どれも複数の銘柄をまとめて保有できる「ファンド」ですが、運用方針やコスト、買い方には明確な違いがあります。
この記事では、3つの商品の違いを比較表で整理したうえで、それぞれの特徴とメリット・デメリット、どんな人にどの商品が向いているかを解説します。
1. インデックス・アクティブ・ETF、比較表で違いを確認
まずは、3つの商品の違いを比較表で見てみましょう。
3つの商品は、コスト・価格の決まり方・分配金の扱いが異なる1/2
出所:日本取引所グループ「他の投資信託との違い」「ETFに関するよくあるご質問」をもとにLIMO編集部作成
日本取引所グループによると、ETFの信託報酬は年0.060%~0.950%程度、投資信託全体では年0.100%~1.650%程度とされています。
一般的に、アクティブファンドは銘柄の調査や選定に手間がかかる分、インデックスファンドより信託報酬が高めに設定される傾向があります。
価格の決まり方にも違いがあり、インデックスファンド・アクティブファンドは1日1回算出される基準価額で取引されるのに対し、ETFは証券取引所でリアルタイムに変動する市場価格で、指値・成行注文により売買できます。
2. 各商品の特徴とメリット・デメリット
ここからは、3つの商品それぞれの特徴を詳しく見ていきます。
2.1 インデックスファンド(おさらい)
インデックスファンドは、日経平均株価や米国のS&P500といった特定の指数に連動する運用を目指すファンドです。
銘柄選定の手間が少ない分、信託報酬が低めに抑えられており、いったん積立を設定すれば、あとは基本的に放置でよい「ほったらかし投資」の王道といえる商品です。
一方で、指数を上回る成果は基本的に狙わない仕組みのため、市場平均以上のリターンを求める方には物足りなく感じられることもあります。
2.2 アクティブファンド
アクティブファンドは、運用会社が独自の調査・分析にもとづいて銘柄を選定し、指数を上回る成果や、特定のテーマ・業界に集中した運用を目指すファンドです。
「この業界の将来性に期待したい」「特定のテーマに投資したい」というように、投資先を自分で選びたい方に向いています。
ただし、信託報酬がインデックスファンドより高めになりやすく、必ずしも指数を上回る成果が出るとは限らない点には注意が必要です。
2.3 ETF(上場投資信託)
ETFは、株式と同じように証券取引所に上場しており、取引時間中はリアルタイムの市場価格で売買できるファンドです。
指値注文で希望の価格を指定して買う、といった株式に近い取引ができる点が特徴です。
また、決算に基づく分配金が支払われることが一般的で、定期的な「おこづかい」のような収入を得たい方に向いています。
一方、多くの投資信託にある「分配金を自動で再投資する」仕組みは基本的になく、受け取った分配金を再投資したい場合は自分で買い付ける必要があります。