「陶芸あるあるだけど、粘土質の土を見つけると持ち帰って、ついつい器を作ってみたくなります。」そんなコメントとともに投稿されたのは2枚の写真。

@ichinori1973さんが投稿した当ポストは、執筆時点で30万6000件を超えて表示されています。

そこで、LIMO編集部は話題の@ichinori1973さんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

丸田 未由希
小1の子どもが毎日通る通学路で「土」を集め、パパが成形した器がSNSで注目を集めています。投稿したのは、ミニチュア陶芸家として活動する@ichinori1973さんです。「ついつい器を作ってみたくなる」のが“陶芸あるある”とのこと。

投稿には、「夢がありますね!」「いいなぁ、楽しそう」とたくさんの反響が集まっています。記事の中では、普段の土との仕上がりの違いなど、投稿主さんへのインタビュー内容も詳しくご紹介。気になる成形後の写真を掲載するとともに、投稿にちなんで日本のアート市場規模や芸術家の売上高もお伝えします。

1. 身近な通学路で「土」を採集!陶芸家パパが作る器が美しいと話題

ミニチュア陶芸家として活躍している投稿主さんは、毎日小1のお子さんと一緒に学校まで行っているそう。

通学路の途中で出合った「土」を集めて持ち帰り、「ついつい器を作って」みたとのことです。

粒子が細かく粘土質である、赤い丸で囲んだあたりの土がおすすめ1/5

粒子が細かく粘土質である、赤い丸で囲んだあたりの土がおすすめ

出所:@ichinori1973

陶芸に向いている土の質を尋ねると、「粘り気のある粘土質です。土の粒子は細かい方が陶芸に向いています」と教えてくれました。

成形が終わった小さな鉢2/5

成形が終わった小さな鉢

出所:@ichinori1973

普段、陶芸用の粘土はネットで購入していると話す、投稿主さん。

普段の土と今回の土との仕上がりの違いについて、「売り物の土は粗さが均一です。一方、今回の土はいろいろな大きさの土が混ざっているため、荒々しい感じになります」と話してくれました。

2. そもそも陶芸はどんなもの?日本の伝統文化なの?

陶芸とは、粘土などを成形し、焼き上げて器や芸術品を作る工芸です。焼き物と呼ばれることもあり、日本では古くから実生活に根付いて発展してきました。縄文土器から始まり、弥生土器などの土器の時代を経て、5世紀頃には朝鮮半島から伝わった高火度の焼成技術を元に須恵器が生まれました。

中央集権が緩んだ平安時代には、各地で個性ある焼き物が広がりました。越前、瀬戸、常滑、信楽、丹波、備前は日本六古窯と呼ばれ、現在まで続く伝統的な産地です。そして安土桃山時代には千利休が活躍し、茶道具を中心として数多くの製品が生み出されました。また、江戸時代には京焼や伊万里焼が注目を集めました。

現代では伝統はもちろん、新しいデザインも取り入れたアートとしての評価も高まっています。外国人観光客にも人気があり、土産品だけではなく、日本のものづくりに触れられる体験も需要があります。今回の投稿のリプライ欄では、「どんな土でも焼けば固まって器になるの?」といった疑問のほか、「夢がありますね!焼いたあとどうなるか楽しみ」「いいなぁ、楽しそう…!」といったコメントが多数集まっていました。

投稿の反響について、「自然の中にある素材でいろいろなものが作れるということを発信したかったので、反響は嬉しかったです」と話す、投稿主さん。投稿では作り始めの写真を載せていたこともあり、「正直言うと、成形が終わったところまで見てほしかったです」とも話してくれました。

3. 著者からの一言コメント

丸田 未由希
著者が通っていた小学校の中庭には土を盛った山があり、そこで友達と粘土質の土を集めて取っていたのを思い出しました。あれを集めて成形すれば、もしかして器を作れたんでしょうか。子ども時代にやってみたかったなぁ。

4. 日本のアート市場規模・芸術家の売上高はどれくらい?

ここからは記事の内容にちなんで、日本のアート市場規模をご紹介します。

経済産業省の調査によると、2021年の日本のアート市場規模は2363億円で、世界の7兆円に対してわずか4%程度にとどまります。

また、日本の芸術家の年間平均売上高は約280万円であり、3490万円の広告業や1210万円のデザイン業と比べても大幅に低い水準です。

そのため芸術家として専業で生計を立てる厳しさが浮き彫りとなっています。

一方で、近年はアートが持つ企業の成長支援や地域活性化などの経済的な価値に注目が集まっており、今後は国内市場の拡大や環境改善に向けた展開が期待されています。

今回はXで話題になっている「子どもの通学路で集めた『土』から作った器」をご紹介しました。

5. 今読まれている【丸田 未由希のおすすめ記事】3選

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5.2 「初めて育てたスイカ」を切ったら種がない 美味しそうな見た目がまるで「真っ赤な宝石箱」のよう

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5.3 野草愛好家が発見 東京23区の路上に「アワ」がしっかり実ってる「立派」な姿に反響

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参考資料