実家暮らしの社会人は、家にお金を入れるのが当たり前なのか、入れるならいくらが目安なのかが気になるところです。光熱費や食費が上がるなか、親の負担も無視できません。
ここでは、総務省の家計調査をもとに、手取り20万円の社会人が、実家に3万円や5万円を入れた場合と、一人暮らしをした場合の手元に残るお金を試算します。
※一人暮らしの費用は、総務省「家計調査」(2025年平均)の単身世帯・34歳以下(無職を含む)の1か月の支出、親の負担の目安は同調査の二人以上の世帯の世帯人員別の支出をもとにしています。
※34歳以下の単身世帯は集計の世帯数が少なく、地域や住まいによって支出は変わります。ここで示す金額は目安です。
1. 実家暮らしの社会人が家に入れるお金は、いくらが目安?一人暮らしの住居・食料・光熱水道は、月約8万5000円
家計調査によると、単身世帯・34歳以下の1か月の消費支出は約17万8000円です。このうち、実家暮らしなら自分で払う必要が小さくなる3つの費目は、次のとおりです。
- 【食料】約4万2000円
- 【住居】約3万5000円
- 【光熱・水道】約8300円
- 【3費目の合計】約8万5000円
実家に入れる額を決めるときは、この約8万5000円が、一人暮らしだったら払っていた金額の目安になります。3万円を入れると約35%、5万円を入れると約59%です。
※試算の前提:単身世帯・34歳以下(無職を含む)の2025年平均です。34歳以下の単身世帯のうち、家賃や地代を払っている世帯は77.6%で、住居の金額は持ち家の世帯も含む平均です。
2. 実家に3万円・5万円入れると、手元に残るお金は?手取り20万円なら約17万円・約15万円で、一人暮らしは約11万5000円
手取り20万円の社会人が、実家に3万円・5万円を入れた場合と、一人暮らしで住居・食料・光熱水道の3費目を自分で払った場合の手元を比べます。
- 【実家に3万円入れる】手元に約17万円
- 【実家に5万円入れる】手元に約15万円
- 【一人暮らし(3費目で約8万5000円)】手元に約11万5000円
一人暮らしと比べると、3万円を入れても、手元に月約5万5000円(年約66万円)多く残ります。5万円を入れた場合でも、月約3万5000円(年約42万円)多く残ります。
※試算の前提:手取りを月20万円とし、一人暮らしは住居・食料・光熱水道の3費目だけを引きます。通信費や交通費などほかの費目は含みません。
例)手取り20万円の社会人が実家に入れる額と、一人暮らしの場合の手元に残るお金(家計調査2025年平均から試算)1/1
出所:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果」をもとにLIMO編集部作成