海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているMission PawsibleさんのInstagramアカウント「@missionpawsible」の投稿。
取り壊された建物の跡地で発見された、飼い主に置き去りにされた犬の姉妹が、保護団体のスタッフから食事や治療を受ける姿を動画で紹介してくださっています。
執筆時点で2518回再生、約190件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護の年収についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【取り壊された建物に置き去りにされた犬】寄り添って生き延びていたテルマとルイーズ
海外のSNSで話題になっているのは、取り壊された建物の跡地に置き去りにされていた2匹の犬の物語です。犬の名前は「テルマ」と「ルイーズ」。2匹は姉妹です。
テルマとルイーズは、暮らしていた建物が取り壊された際、飼い主に置き去りにされました。
人々が去ったあとも、2匹はがれきや草木が残る場所に身を寄せ、わずかな食べ物で生き延びていたといいます。
過酷な状況に置かれても、テルマとルイーズは離ればなれになることなく、ずっと一緒に過ごしていました。
頼れる飼い主もいない場所で、姉妹だけで寄り添う姿に胸が締め付けられます。
2. 【置き去りにされていた姉妹犬】人の手から薬を飲むテルマとルイーズ
動物保護団体「Mission Pawsible」のスタッフがテルマとルイーズのもとを訪れると、2匹は人に興味を示す様子を見せました。
スタッフが手を差し出すと、近づいてペロペロとなめる2匹。飼い主に置き去りにされたあとも、人との触れ合いを求めるような姿が印象的です。
皮膚の状態が悪かったため、スタッフは食べ物や水とともに、疥癬の治療薬を用意しました。
するとテルマとルイーズは、出会ったばかりのスタッフの手から薬を口にします。
食べ物や水も与えてもらった2匹は、詳しい検査やワクチン接種を受けるため、動物病院へ向かうことになりました。
3. 【動物病院で診察】テルマに重度の貧血が判明
その後、テルマとルイーズは動物病院で詳しい診察を受けました。
ルイーズは比較的状態が良く、その場でワクチンを接種できることに。一方、スタッフが心配していたのはテルマの状態です。
診察の結果、テルマは重度の貧血であることが判明しました。動画では、歯茎が白くなっている様子も確認できます。
スタッフは、そんな状態のテルマが自分の足で立ち、歩いていることについて「奇跡」と表現しています。
過酷な環境を姉妹で生き延びてきたテルマとルイーズ。ようやく必要な医療を受け、新たな一歩を踏み出しました。
4. 【過酷な環境を生き延びた姉妹犬】尻尾を振っておやつを仲良く食べる姿も
動画の最後には、テルマとルイーズが仲良く並んでおやつを食べる姿が映されています。おやつをめぐってじゃれ合うように競いながら、嬉しそうに尻尾を振る2匹。過酷な環境で寄り添って生き延びていたときとは違い、無邪気な一面をのぞかせています。投稿によると、今後も2匹には獣医療や食事などの支援が続けられる予定です。
コメント欄を見ると
- 「見つけてくれてありがとう」
- 「この子たちが一緒にいられることを願っています」
など、テルマとルイーズを気遣う声や、2匹を見つけた保護団体への感謝の声が寄せられていました。辛いときも離れず、ずっと一緒に過ごしてきたテルマとルイーズ。必要なケアを受けながら、これからも姉妹仲良く穏やかな毎日を過ごせますように!
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
5. 著者からの一言コメント
6. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳」、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。
ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。
同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。
ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。

