漫画家の祭さんは、大明神さんと、小明神さんというチンチラさんと一緒に暮らしています。

見た目はウサギのようですが、チンチラはねずみの一種。このため、狭くて暗い場所が大好きなのです。お散歩中も、家具と壁の隙間に入り込んでホコリだらけになり、「ハンディモップか!」という状態になることも…。

ちなみに、「狭い場所」「暗い場所」を好む大明神さんや小明神さんたちが寝床として使っているのは、ツボやタオルで目隠しをしたメッシュトンネル、もしくはハンモックを2頭くっついて仲良く利用…という具合。

ある日のこと。職業柄、深夜の作業が多い祭さんは「夜中でも部屋の電気がついていて寝にくそうだし、大明神さんと小明神さんもお年頃だから、そろそろ巣箱でも買ってあげようかしら?」と思い立ちます。

しかし、彼らが巣箱を気に入らなかった場合、買った巣箱が無駄になってしまうと考えた祭さん、「巣箱を使うタイプ(のチンチラさん)なのかを試してみよう!」と、段ボールで巣箱を試作することにしました。

実は、祭さんの以前の職業は金型職人。手先が器用なので、ちょっとした工作ならお手のもの。さささっと手作り段ボールテント風の巣箱の試作品を作り上げてしまいました。「何を作ってくれたんだろう?」という目で、巣箱の試作品を見つめるチンチラさんたちに、「このぐらい、朝飯前よ!」とドヤ顔の祭さん。

早速、巣箱の試作品をケージに入れてみようとしますが、ケージの入口に引っ掛かってしまって中に入りません。「あれ?あれ?」と、何度も押し込みますが、入り口より試作品の幅が広かったらしく、どうやってもそれをケージの中にいれることができません。だんだんとガッカリしたような表情(?)になるチンチラさんたち。

とうとう試作品をケージに入れることをあきらめた祭さんは、元金型職人のプライドはどこへやら、チンチラさんたちに宣言します。「よし!巣箱買おっか!」。そうして数日後、チンチラさんたちのケージには、既製品の巣箱が設置されることとなったのでした。第22話もお楽しみに。

【マンガ記事】チンチライフ!

チンチラの大明神と小明神、そして漫画家の祭さんの3人(?)が織りなす、ドタバタな毎日。チンチラって何?という方から、チンチラの飼い主さんまで、初めて情報からディープなチンチラ情報まで、楽しくお伝えしていきます。

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