2026年8月7日の東京株式市場は、決算発表が振るわなかった銘柄への売りが先行した一方、フジクラなど好業績銘柄やゲーム・IP関連を中心に買いが入り、小幅続落となりました。
こうした市場環境のもと、イオン(8267)は高市首相が掲げる「飲食料品の消費税1%」の閣議決定による小売セクターの収益拡大期待が下支えになったとみられ、前日比3%超高と続伸しました。
同社は、7月28日に発生した令和8年熊本地震で「イオンモール熊本」が被災し業績影響を精査中(重要な影響が生じた場合は速やかに開示予定)としていますが、同日に個人・機関投資家向けの社債(総額1,115億円)の利率が予定通り決定されるなど、震災影響の精査と資金調達を並行して進めています。
1. この記事を読むとわかる3つのポイント
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1Q過去最高益と主力事業の明暗:ツルハ連結化などで1Q営業益は33.6%増の752億円と過去最高を更新した一方、物価高や人件費上昇でGMS・SM事業は営業赤字へ転落 -
根強い人気の優待「オーナーズカード」の魅力:100株以上で1〜7%のキャッシュバックを受けられ、「お客さま感謝デー」の5%割引との併用(二重取り)や映画・飲食値引きも可能 -
ラウンジ利用回数の変更と権利確定スケジュール:2026年5月から株数に応じてラウンジ利用枠が変動(100株〜は月4回へ減)。8月末優待を得るには8月27日(木)までの株式購入が必要
2. 2027年2月期 第1四半期決算の状況
7月10日に公表された2027年2月期第1四半期における連結業績は、以下の内容となっています。
- 営業収益:2兆9,419億円(前年同期と比べ14.6%増加)
- 営業利益:752億円(前年同期と比べ33.6%増加)
- 四半期純利益:138億円(前年同期は65億円の赤字)
ツルハの連結子会社化に伴うグループ統合効果などが寄与し、第1四半期として過去最高の営業利益を達成しました。部門別では、ヘルス&ウエルネス事業や、国内外での集客が好調だったディベロッパー・エンターテイメント事業が全体の業績を強力に牽引しています。その反面、持続するインフレによる消費者の節約志向や人件費の高騰が重荷となり、主要領域であるGMS事業ならびにスーパーマーケット事業は営業赤字へ陥り、事業ごとに好不調がはっきりと分かれました。なお、通期の連結業績見通しに関しては従来の公表値を維持しています。
3. 株主優待「オーナーズカード」の概要
イオンの株式を100株以上所有すると、株主特典として「イオン株主様ご優待カード(オーナーズカード)」が交付されます。
保有株数とキャッシュバック率は以下の通りです。
- 100株以上 199株以下:1%(2026年2月に新枠設定)
- 200株以上 299株以下:2%(2026年2月に新枠設定)
- 300株以上 1,499株以下:3%
- 1,500株以上 2,999株以下:4%
- 3,000株以上 8,999株以下:5%
- 9,000株以上:7%
生活費の節約や娯楽の割引に寄与する3つの特典は次の通り。
3.1 特典①:買い物金額に応じた返金制度
レジでの会計時にオーナーズカードを提示の上、現金、WAON、イオンマーク付きクレジットカード等で支払うと、半年間の利用額に応じて現金が還付されます。2025年9月に実施された株式分割(1株→3株)に合わせて、2026年2月より返金率の区分が変更され、新たな枠が追加されました。
返金対象となる購入金額の上限は、家族カード利用分を含めて半期で100万円です。たとえば、100株所有(1%返金枠)で上限まで利用した場合、半年で最大1万円が手元に戻る計算になります。
3.2 特典②:「お客さま感謝デー」での割引併用OK
毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」にてカードを提示すると、感謝デー本来の「5%割引」が受けられると同時に、所有株式数に応じた「キャッシュバック」も併せて適用されます。他社(良品計画の「無印良品週間」など)では別種の割引制度との併用を認めていないケースが目立ちますが、イオンでは割引と還元の「二重取り」が可能となっており、競合と比較しても非常に手厚い内容です。
3.3 特典③:店舗での割引サービス
店頭でカードを提示することで、その場で直接割引が適用される特典です。
- イオンシネマ:大人・大学生は1,000円、高校生以下は800円の優待価格で鑑賞可能。さらにカード1枚につき「ポップコーン(Sサイズ)」または「ドリンク(Sサイズ)」のいずれか1枚の無料引換券が提供されます
- 飲食専門店での10%オフ:「おひつごはん四六時中」「天ぷら和食処四六時中」「ごはん処四六時中」といった四六時中各ブランドおよび「SANUKI TERRACE」の会計合計から10%が引かれます
※留意点:特典③の即時値引きが適用された利用分は、特典①の還元の対象からは除外されます。また、特典の享受にはカード本体または公式アプリ(iAEON)内の画面提示が必須です。
優待の内容は変更される場合もあるため、詳細は必ずイオンの株主優待情報サイトを確認してください。