高収入の職種というと、医者や弁護士、パイロットなどを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。一方、企業で働くサラリーマンのなかにも年収1000万円以上の人はいます。

年収1000万円以上のサラリーマンはどのくらいいる?

国税庁の『平成29年分民間給与実態統計調査』によると年収1000万円超を稼ぐ人はサラリーマン全体の4.5%ほど。100人中4~5人程度しかいないことになりますね。

本調査の結果をもとに、1年を通じて勤務した給与所得者の男女別平均給与をグラフ化してみました。(表「男女別給与階級別構成割合」を参照)

男女別給与階級別構成割合(国税庁の資料をもとに編集部作成)

平均給与が1000万円を超える人は男性サラリーマンの約7%に上りますが、女性の場合はわずか1%未満にとどまっています。

年齢階級別に見ると、男性は年齢が上がるにつれて平均給与が高くなり、50~59歳以下の階級でピークになります。一方、女性では25~29歳の階級で平均給与が最も高くなり、その後は横ばいで推移している状況です。(表「年齢階層別の平均給与」を参照)

年齢階層別の平均給与(国税庁の資料をもとに編集部作成)

平均給与が高い業種は規制産業?