昭和感が漂う「みちこちゃん」と一緒に暮らす猫の「モコ」は、モコモコ過ぎる毛がトレードマーク。日課の朝の散歩以外の時間は、ほとんどおうちで過ごすというインドア派にもかかわらず、近所のみんなに可愛がられる愛され猫です。

今日も、朝のお散歩を済ませた後、おうちでのんびりまったりモードで過ごすモコ。そこに登場したのは、お隣の家で飼われているハムスターの「パムくん」。パムくんは、『なんとなく気になっているアイツ(モコ)を観察』するため、わざわざ家出までしてやってきたのです。

みちこちゃん宅に潜入したパムくん、まずは、みちこちゃんが洗い物をしているキッチンの陰に潜んで様子をうかがいます。すると、そこにトコトコと、やってきたモコ。パムくんは「いたいた。」とほくそえみます。と、そのとき、みちこちゃんが手を滑らせて、洗っていたカップを落としてしまいます。「あっ」という声に、ささっと走り出すモコ。みちこちゃんの足元に滑り込むと、モコモコの背中でカップをキャッチ!「…やるやん」と思わずうなってしまうパムくん。

しばらくすると、洗い物を終えたみちこちゃんがリビングでモコと遊びだしました。ネコ用のおもちゃをモコの目の前でフリフリするみちこちゃん。目の前で動くおもちゃをじーっと見ていたモコですが、絶妙のタイミングでぱしっとおもちゃを捕まえます。思わず「いいね!」とモコをほめるみちこちゃん。一方それを見ていたパムくんも「…やるやん」と本日2度目のうなりを発します。

意外に素早いモコの動きに、なぜかメラメラと闘志を燃やすパムくん。「ならば、俺は捕まえられるかな?」と、モコの前に勢いよく飛び出します。「あちらこちらに走り回って、アイツを翻弄してやるぜ!」とばかりに、モコの前を走り抜けようとしたパムくんでしたが、すぐにモコに背中をとられ、あっという間に捕まってしまいます。

もしかして、俺、今ピンチ…?

パムくんがそう思った瞬間、モコは捕まえた彼を自分のモコモコの背中に乗せて、そのままの状態で移動を始めます。なんと行先は隣のおうち。モコは迷子(?)のパムくんを、親切に家まで送り届けてくれたのでした。「…やるやん」と、パムくん本日3度目のうなり。

モコがみんなに愛される理由がなんとなくわかってしまう今回のエピソード。ぜひうちにも来てほしいと思った方も多いのではないでしょうか。次回のお話も、どうぞお楽しみに。

【マンガ記事】毛玉ネコ

まるで毛玉のようなモコモコ過ぎる猫の「モコ」と昭和感が漂う「みちこちゃん」。仲良しの二人が織りなす、何だかゆるくて、それでいて懐かしく温かいストーリー。

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