4.2 国民年金の男女別平均月額と受給額の分布状況

国民年金の平均額(全年齢)11/11

国民年金の平均額(全年齢)

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

受給額分布(1万円刻み)

  • 1万円未満:5万1828人
  • 1万円以上~2万円未満:21万3583人
  • 2万円以上~3万円未満:68万4559人
  • 3万円以上~4万円未満:206万1539人
  • 4万円以上~5万円未満:388万83人
  • 5万円以上~6万円未満:641万228人
  • 6万円以上~7万円未満:1715万5059人
  • 7万円以上~:299万7738人

国民年金の平均月額は、全体で5万円台という結果です。

男性は6万円台、女性は5万円台で、4000円程度の男女差が見られます。

受給額の分布を見ると「6万円以上~7万円未満」の層が最も多く、多くの人が満額に近い年金を受給していると推測できます。

5. まとめ:平均額だけでなく万一の事態も想定した老後準備を

今回は、厚生労働省年金局の公表資料を基に、現在のシニア世代が受け取っている年金額の実態を詳しく解説しました。

国民年金の平均受給額は5万9310円、厚生年金(国民年金を含む)は15万289円です。

この金額に対する印象は、人によってさまざまでしょう。

月15万円程度あれば生活できると考える方もいるかもしれません。

しかし、老後の生活費を年金だけでカバーできれば安心、というわけではない点に注意が必要です。

年齢を重ねると、健康上の問題から医療費が増加したり、介護サービスが必要になったりして、生活費の負担が重くなる可能性があります。

さらに、現在の物価上昇が続けば、生活コストはさらに増加していくでしょう。

したがって、老後の生活設計を立てる際には、平均受給額のデータだけを参考にするのではなく、さまざまな不測の事態を想定しておくことが大切です。

将来に備え、安心して生活できる環境を整えることを意識してみてはいかがでしょうか。

※当記事は再編集記事です。

参考資料

鶴田 綾