3. 65歳以上の家計は毎月赤字?「家計調査」で見るシニアの収支と趣味代

65歳以上の無職世帯の家計収支(月平均・2025年)4/6

65歳以上の無職世帯の家計収支(月平均・2025年)

出所:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」をもとにLIMO編集部作成

趣味に使えるお金は、毎月の家計の状況によって変わります。総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」から、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の1カ月の平均を見てみましょう。

  • 実収入:25万4395円(うち社会保障給付は22万8614円で、実収入の89.9%)
  • 可処分所得:22万1544円
  • 消費支出:26万3979円
  • 不足分:4万2434円

実収入のおよそ9割を社会保障給付が占めており、消費支出は可処分所得を上回っています。実収入から、消費支出と税金・社会保険料などの非消費支出を差し引いた額は、毎月4万2434円の不足となりました。

主な費目を見ると、食料が7万8964円(消費支出の29.9%)で最も大きく、次いで教養娯楽が2万6538円(10.1%)、光熱・水道が2万3540円(8.9%)、保健医療が1万7941円(6.8%)でした。

65歳以上の単身無職世帯では、消費支出が14万8445円、そのうち教養娯楽が1万6132円(10.9%)で、毎月の不足分は2万9980円です。

教養娯楽には、趣味や旅行、レジャーなどにかかる費用が含まれており、ガーデニングだけの金額ではありません。また、ここで紹介した金額はあくまで平均で、年金額や住まいの状況、貯蓄額などによって家計は世帯ごとに異なります。

とはいえ、教養娯楽は消費支出の約1割を占める費目です。収支に不足が出やすい家計では、趣味にあてられる費用を計画的に決めておくことが安心につながります。毎年の苗代を抑えやすい多年草は、無理なく続けやすい趣味のひとつといえるでしょう。

4. ゆっくり長く続けるための「楽ちんガーデニング」3つのコツ

シニアの庭いじりを楽にする3つのコツ5/6

シニアの庭いじりを楽にする3つのコツ

LIMO編集部作成

趣味を長く続けるには、お金も体力も「かけすぎない」ことが大切です。道具選びから置き方まで、ちょっとした工夫を取り入れてみましょう。

1つ目は、道具を最初から揃えすぎないこと。ジョウロやスコップなどは、100円ショップのもので十分楽しめます。気に入った道具は、続けるうちに少しずつ買い足していけば問題ありません。

2つ目は、軽さを意識すること。持ち運びのしやすい軽量タイプの培養土や、軽い布製のプランターを選べば、土や鉢を動かす負担を抑えられます。

3つ目は、かがまずに作業できる高さにすること。フラワースタンドなどで鉢を持ち上げて置けば、腰をいたわりながら世話ができます。作業は短時間ずつ、休憩をはさみながら行いましょう。