定期的な防犯訓練は非常に大切です。火災や地震、豪雨の際に訓練をしている地域と、していない地域では被害者の数に大きく差がでることがわかっています。
防犯訓練も災害訓練と同じで定期的に訓練をしていなければ「いざ!」という時に、どうすればいいのか?わからなくなりその場で立ち止まってしまい被害に遭うという状況を招いてしまうので、定期的な訓練は必ず実施してください。
ここでは防犯訓練のやり方をご説明します。
訓練1.毎日、ニュースや新聞を必ず見て直近の事件を把握する
毎日、ニュースや新聞を見ることはすごく大切なことです。時間がなければ隙間時間にスマホでネットニュースを確認してください。
そして必ず実践して欲しいのは
例えば、最近起こった交番の警察官を刃物で襲った事件の場合
・凶器は?
・被害者の人数は?
・被害者の年齢は?
・どのような犯行だったのか?
ニュースや新聞を見て細かな状況を頭の中に記憶してください。
訓練2. 「自分だったら‥こうする」と対応を考え行動する
直近の事件を把握したら被害者の状況を自分に置き換え、「自分だったら‥こうする」と対応を考えてください。
例えば
・普段から警戒心を強め異変に気付けるようにする
・違和感を感じたらすぐにその場を立ち去る
・いきなり襲ってきたらバッグで体を直接攻撃から守る
・気づいた瞬間に猛ダッシュで逃げる
など、事件前から発生後までをリアルな対応を考えて実際に動いてみましょう。
「非常口」「脱出経路」を確認する
いつどこにいてもすぐに「非常口」「脱出経路」を確認するように心掛けてください。日頃から意識をしていないと、「いざ!」というときにどこへ逃げると助かるのか?わかりません。
とっさのときに危険から逃げるためにも「非常口」「脱出経路」は必ず確認するようにしましょう。
周囲の環境や物を盾にする発想訓練
犯人の攻撃を遮断するために周囲の環境や物を盾にする発想をする訓練を日常の中で行うようにしてみましょう。
例えば
・駐車中の車
・ガードレール
・ベンチ
・ショッピングカート
・壁
など
犯人との間に障害物を入れることで直接攻撃を遮断することができます。しかし普段から様々な場所で訓練をしていないと、このような発想はできません。日常の中で行う「周囲の環境や物を盾にする発想訓練」が重要になります。
護身具を使う練習
「いざ!」というときにどうしたらいいの?と迷っていては遣られてしまいます。自宅で行うといいので護身具は必ず使う練習をしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?刃物から身を守るために知っておくべき大切な考え方と準備について3つご紹介しました。
①常日頃から事前警戒をする
②常に護身具を持ち歩く
③定期的な防犯訓練
この3つは、あなたや大切な人を危険から守るために必要なことです。
決して他人ごととはせず、準備をしておくといいでしょう。
蔵田 哲郎