USS、通期は売上高・利益の全項目において過去最高を更新 今期業績は前年度並みとなる見通し

2019年5月14日に行われた、株式会社ユー・エス・エス2019年3月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社ユー・エス・エス 代表取締役社長 安藤之弘 氏

2019年3月期決算説明会

安藤之弘氏:本日はお忙しい中、2019年3月期決算説明会にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。社長を務めております安藤でございます。

すでに発表したとおり、(2019年)6月18日開催の定時株主総会および同日開催の取締役会をもって若干の人事異動を行うということで、私が会長兼CEO、副社長の瀬田が社長兼COOとなる新経営体制に移行いたします。

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ユー・エス・エスの創業メンバーとして40年近く経営に携わり、社長としても13年間務めてまいりましたが、一昨年、JAAおよびHAA神戸の買収が完了し、ユー・エス・エスグループの国内拠点も一段落したのかなというところです。

しかしながら、100年に一度の大変革期といわれる自動車業界で、当社が中期的に成長していくには、経営と執行を分担し、スピード感を持った意思決定による会社への移行が望ましいと判断いたしました。

新社長となる瀬田は、オークション運営本部長や副社長として、私の補佐だけでなく、廃自動車を含めた資源リサイクル事業を行う子会社の株式会社アビヅの社長として、ここ数年目覚ましい成長を果たすなど、実績も申し分ありません。

私も会長兼CEOとして、株主のみなさま、会員様、お取引先のみなさま、また社員等の期待に応えられるよう、引き続き全力投球してまいりますので、よろしくお願いいたします。

2019年3月期 連結業績概要

それでは、4ページの連結業績の概要からご説明申し上げます。まず2019年3月期の業績です。

売上高は、前期比で106パーセント、計画比で100パーセントの799億円。営業利益は、前期比で102パーセント、計画比で99パーセントの371億円。経常利益は、前期比で103パーセント、計画比で100パーセントの380億円。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比で105パーセント、計画比で102パーセントの255億円となり、売上高・利益のすべての項目において過去最高を更新することができました。

2019年3月期 営業利益増減分析(実績)

続きまして、連結営業利益の増減分析についてご説明いたします。JAAは、前期、すなわち2018年3月期の下期から連結業績に含めておりますので、増減分析も前期との比較が可能な期間、すなわちJAAの上期分を除いて比較しております。

売上高は、JAAの上期分を除きますと、既存オークション会場で落札手数料を値上げしたことにより8億円、出品台数の増加により2億円、合計で10億円の増収となりました。これにJAAの上期の影響額37億円を足しますと、47億円の増収となります。

次に売上原価・販管費を見てみますと、JAAの上期の影響額としては、売上原価が18億円増加、販管費が17億円増加となりました。

連結貸借対照表・キャッシュ・フロー要約

続きまして、連結貸借対照表です。自己資本比率は78パーセントと、引き続き財務の安定性は高水準を維持しております。

次に、連結キャッシュ・フロー計算書です。営業活動によるキャッシュフローは328億円となりました。これは、税金等調整前当期純利益が前期比で4パーセント増の383億円、法人税等支払額が前期比で29パーセント増の133億円になったことなどによるものです。

投資活動により支出したキャッシュ・フローは14億円です。これは、有形固定資産の取得による支出が前期比で53パーセント減の18億円になったことなどによるものです。

財務活動により支出したキャッシュフローは196億円です。これは主に、配当金の支払い額124億円と、3月までに取得した自己株式の取得による支出23億円です。

市場動向(グラフ)

ここからは、自動車流通市場の動向をご説明いたします。ご覧のスライドは、過去3年間、3ヶ月単位で、新車・中古車登録台数、中古車輸出台数、オートオークション市場出品・成約台数をグラフ化したものです。グラフは3ヶ月単位ですが、説明は4月から3月までの累計で申し上げます。

新車販売は、登録車が前期比で100パーセント、軽自動車が前期比で103パーセントとなり、新車登録台数全体は前期比で101パーセントの525万台となりました。

中古車登録台数は前期比で100パーセントの695万台となっております。また、中古車需要に大きく影響する中古車輸出台数は、アフリカ諸国・モンゴル・ロシア向けが堅調に推移し、前期比で101パーセントの132万台となりました。

この結果、オートオークション市場全体は、出品台数が前期比で100パーセントの746万台、成約台数は前期比で101パーセントの481万台と、成約率は64.5パーセントとなっております。

オートオークションのセグメント①

ここからは、セグメントごとにご説明申し上げます。まず、オートオークションのセグメントです。JAA会場とHAA神戸会場を除く既存オークション会場は、出品台数は前期比で104パーセントの251万台、成約台数は前期比で103パーセントの160万台となりました。

これにJAA会場とHAA神戸会場を加えると、ユー・エス・エス全体では出品台数が前期比で108パーセントの293万台、成約台数は前期比で106パーセントの182万台、成約率は前期比で62.3パーセントとなっております。

この結果、オートオークションのセグメントは、売上高は前期比で108パーセントの646億円、営業利益は363億円となりました。

オートオークションのセグメント②

こちらのスライドは、ユー・エス・エスのオートオークションの実績です。2017年10月よりJAA・HAA神戸会場を含めております。

成約率の競合比較をご覧いただきますと、2018年3月期の第3四半期以降、市場平均成約率がユー・エス・エスを逆転しております。これは、成約率が50パーセント台前半であるHAA神戸会場を含めたものです。

今後の収益拡大には、HAA神戸会場の成約率向上が1つの重要課題であると考えております。2018年8月には、ユー・エス・エスのインターネット外部落札システムをHAA神戸に接続したほか、現在、さまざまな施策を打って成約率向上に努めているところです。

(スライドの)左下のグラフにあります市場シェアについては、2018年は39.4パーセントとなりました。

オートオークションのセグメント③

次に、手数料単価の推移についてご説明いたします。グラフは3ヶ月単位ですが、説明は4月から3月までの累計で申し上げます。

1台当たりの出品手数料は、前期と比べ35円マイナスの5,243円となりました。1台当たりの成約料は、前期と比べ50円プラスの8,213円となりました。1台当たりの落札手数料は、前期と比べ412円プラスの1万2,225円となりました。

プラスの要因は、2018年2月より、既存17会場で現車会場の手数料を1,000円値上げしたことなどによるものです。

中古自動車等買取販売のセグメント

続きまして、中古自動車等買取販売のセグメントについてご説明いたします。中古車買取専門店を運営する「ラビット」は、不採算店舗の見直しを進めたことにより販売台数が減少したことに加え、広告宣伝費が増加したことから、売上高は前期比で97パーセントの57億円、営業利益は前期比で57パーセントの6,500万円と、減収減益となりました。

事故現状車買取販売事業は、車両単価の高い車両の取扱台数が増加したものの、台当たり粗利益が減少しております。売上高は前期比で101パーセントの39億円、営業利益は前期比で88パーセントの5,100万円と、増収減益となっております。

その他のセグメント

リサイクル事業のアビヅでは、パーツ販売の一部を終了したことに加え、前期に上昇基調であった鉄スクラップ相場が当期は低調に推移したことなどから、売上高は前期比で93パーセントの49億円、営業利益は前期比で79パーセントの4億円と、減収減益となっております。

中古車の輸出手続代行サービスを行っておりますUSSロジスティクス・インターナショナル・サービスは、受注台数の増加により、売上高は前期比で108パーセントの5億円、営業利益は前期比で182パーセントの7,400万円と、増収増益となっております。

2020年3月期 連結業績予想

通期の業績予想についてご説明申し上げます。まず、新車販売の見通しについては、消費税10パーセントへの引き上げが予定されているものの、自動車関連税制の改正などもあり、新車登録台数は前期並みの水準で推移すると考えております。

このような市場環境から、2020年3月期のオートオークション事業は、出品台数は前期比で102パーセントの300万台、成約台数は前期比で102パーセントの187万台、成約率は62.3パーセントと設定いたしました。

これらを反映した連結業績は、売上高は前期比で101パーセントの808億円、営業利益は前期比で102パーセントの382億円、経常利益は前期比で101パーセントの387億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比で101パーセントの258億円を計画しております。

記事提供:ログミーファイナンス

参考記事

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