子供にとって祖父母の存在は貴重です。私には祖父がおらず、祖母も遠方でたまにしか会うことはありませんでした。しかし親とはまた違う不思議な存在で、同居はしていませんでしたが、いわば「ドラえもん」そっくり。
小言もいってくるけど甘くて、頼めばいいものがでてくることも。たまには一緒にいたずらもする。私の友達のようだけれど実はお母さんも頭が上がらなそう……そんな祖母でした。
祖母は車で1時間以上の遠方に一人暮らし。別れ際にいつまでも手を振る祖母の姿が細い路地に消えるのを今も鮮明に覚えています。祖母が亡くなったのは20年以上も前なのですが。
気丈な祖母でしたが、祖母を一人きりで置いていくのは子供心が痛みました。もしわたしの母が遠方で一人暮らしになったら、子供はばあばをかわいそうに感じるのではないか、とも思うのです。
もうママになったみなさんのじいじ、ばあばってどんな存在でしたか?
おわりに
今まで母親とはけんかばかりだったというママも、自分も母親になり子供を一緒に育てていくうちに母娘関係が更新されるかもしれません。母を受け入れることができれば、自分自身も受け入れることができるといいます。
子供を育てるにはできるだけ多くの人手がほしいもの。もし母の支援という幸運があれば、ありがたく受け入れてみてはいかがでしょうか。
シマダマキ