どんな夫婦にも、多少のけんかは発生してしまうもの。しばらくして仲直りできればいいのですが、状況が悪化して離婚に…なんてことになったら一大事です。

そんな事態にならないためにも、夫婦が仲よく過ごせるためのコツを知っておきましょう。ちょっとした意識で、お互いの関係がよくなっていくはずですよ。

心に届く伝え方

相手に自分の意見を伝えても、なぜか聞く耳をもってくれない…なんて経験はありませんか?それは、伝え方に問題点があるのかもしれません。以下に挙げる点を意識して、伝えたいことを相手の心に届けましょう。

相手の気持ちを推し量る

たとえあなたの意見が正論でも、それを言われた相手は傷つく恐れがあります。それは、自分の間違いを指摘されたように受け取ってしまうから。

そのため、正論だと分かっていても「間違いだと否定された」と感情的になってしまうのです。このような状態では、相手の意見を素直に受け止めにくいでしょう。

正論を伝えるときこそ、相手の受け止め方に配慮する必要があります。「あなたは間違っている」と上から目線の言い方にならないよう、言葉選びには十分注意しましょう。

過程について話し合う

話をしていると、つい「つまりあなたは間違っている」と結果を先にいいたくなることもありますよね。しかし、ここは結果をあとに回して「実際に起こったこと」「そのときの状況や感情」「結果までの経緯」について話し合うほうがいいでしょう。

そうすれば、相手も「実は当時こんな状況で…」と安心して伝えることができます。お互いが事情を把握することで、スムーズに話を進められるメリットも。いきなり結果から話すのではなく、それまでの過程を確認するように気をつけておきましょう。

今の努力を認める

すでに頑張っている相手に「それではダメ」「もっと頑張って」と指摘すると、「これでもまだ努力が足りないのか」「これ以上は無理だ」と捉えられてしまうでしょう。そこで、まずは今の努力を認める言葉を添えておきましょう。自分の努力を認めてもらえると、前向きに話し合ってくれるはずですよ。

お互いが気持ちよく変わる方法

普段の行動を変えるには、「変わらなければ」という動機付けが必要です。しかし、その動機が「相手に怒られるから」では、気持ち良く対応しているとは言えません。

お互いが気持ち良く変わるには、まず相手の意見を聞くことが大切。「なんで頼んだことをしてないのよ!」と怒るのではなく、「いつやろうと思っているの?」と尋ねてみるといいでしょう。

もしかすると、「今は疲れているから、お風呂に入ったあとにやろうと思っていた」といった答えが返ってくるかもしれません。頭ごなしに指摘するのではなく、相手の意見に耳を傾ける癖をつけておきましょう。

熟年夫婦による長続きの秘訣