ニューヨーカーが今いちばん読んでいるビジネス書は?(2019年4月調べ)

米書店バーンズ&ノーブルのビジネス書売れ筋トップ10

この記事では、某商社ニューヨーク本店に勤務するビジネス書大好き人間が、日々通う書店のビジネス書コーナーで感じたことをお話ししていきます。

みなさん、アメリカの「メモリアルデー」という日はご存じでしょうか。この日は、5月の最終月曜日にある国民の休日で、日本語で表すと戦没将兵追悼記念日といいます。最近ではこの日をサマーシーズンの開幕と位置付けるようになっており、ビーチなど、夏らしい施設がオープンする日になっています。ニューヨーカーたちも一足早く夏を楽しみに海に出かけます。

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それでは、4月のランキングを見ていきましょう。

バーンズ&ノーブル(BARNES & NOBLE)の11月のビジネス書売れ筋ランキング

※ 順位/タイトル/邦題(翻訳書がないものは編集部で独自に訳した仮題)/著者

1.StrengthsFinder 2.0/(邦題)さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0(日本経済新聞出版社)/著:トム・レイス

2.Imagine It Forward: Courage, Creativity, and the Power of Change/(仮題)まず想像してみる:勇気や創造性、そして変える力/著:ベス・コムストック、タール・ラズ

3.WOLFPACK: How to Come Together, Unleash Our Power, and Change the Game/(仮題)狼の群れ:どのように一体になり、力を解き放ち、試合を変えたのか/著:アビー・ワンバック

4.Free to Focus: A Total Productivity System to Achieve More by Doing Less/(仮題)集中のための自由:やることを減らしてより多くを達成するためのトータル生産性システム/著:マイケル・ハイアット

5.Girl, Stop Apologizing: A Shame-Free Plan for Embracing and Achieving Your Goals (B&N Exclusive Edition)/(仮題)女子よ、謝ることをやめなさい:目標を達成するための不真面目な方法/著:レイチェル・ホリス

6.Bad Blood: Secrets and Lies in a Silicon Valley Startup/(仮題)汚れた血:シリコンバレーのスタートアップの秘密と嘘/著:ジョン・カレイロウ

7.Commander in Cheat: How Golf Explains Trump/(仮題)不正の指揮官:ゴルフはトランプの本質を映し出す/著:リック・レイリー

8.How to Win Friends and Influence People (Special Anniversary Edition)/(邦題)人を動かす(創元社)/著:デール・カーネギー

9.You Can Do Anything: The Surprising Power of a "Useless" Liberal Arts Education/(仮題)あなたは何だってできる:「無駄な」リベラルアーツ教育の驚くべき力/著:ジョージ・アンダース

10.Contagious: Why Things Catch On/(仮題)伝染性:なぜそれが流行るのか/著:ジョナ・バーガー

発売10年以上のロングセラーが1位に

まずは、1位にランクインした『StrengthsFinder 2.0』。自分の才能や強みを見つけ、どのようにそれを活かせば「自分の武器」にできるかを教えてくれる本です。

この本が米国での発売(2007年)から10年以上経つ今も信頼を勝ち得ているのは、購入特典として「StrengthsFinderVersion2」というオンラインのテストを受けることができ、自分の才能を見つけることを簡単に手助けしてくれるところにもあります。新年度になり、自分の強みをもっと発揮したい人は必見です。

仕事の時短術とリベラルアーツの効能を説く2冊

続いて紹介するのは、4位にランクインした『Free to Focus』。ニューヨークタイムズの人気著者が、9つの仕事時短術を伝授してくれる本で、働く時間を減らすことで、健康や人間関係、趣味などさまざまな充実度を高めようと訴えています。

「STOP」や「CUT」といった項目と共に、具体的な実践術が書かれている本なので、年度替わりなどで心機一転、新しい生活を始めたい人にもぴったりの内容になっています。

最後に紹介するのは、9位にランクインした『You Can Do Anything』。基礎的な教養を幅広く学ぼうとする方法であるリベラルアーツ教育が、専門的な学問より弱く否定的に捉えられる中、リベラルアーツを学んでいれば「何でもできるようになる」と訴えている本です。

「今の時代にまだない仕事を作り出せるのはリベラルアーツである」と語られており、物事を広く学ぶことの大切さを教えてくれる一冊です。

まとめにかえて

今月のランキングでは、自分を見つめ直すことができる本が多くランクインしました。春になって、気分も新たに成長を考えるような方が多いのかもしれませんね。それでは、次回のランキングをお楽しみに!

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参考記事

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2005年創業。ビジネス書・実用書を中心とした書籍出版や企業出版、メディア・コンテンツ事業、デザイン制作事業などを手がける。

主な刊行書籍に、20万部突破の『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』をはじめ、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』 『起業家のように企業で働く』 『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』 『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』 『自分を変える習慣力』 『鬼速PDCA』など。