子どもがある程度大きくなると、子ども同士で遊ぶ約束をする、友達を自宅に招くといったことも多くなりますよね。常識のある子ならいいのですが、問題はマナーの悪い子が家にやってくること。自分の子なら遠慮なく叱れるものの、相手は他人の子ども…この場合、どう対処すればいいのでしょうか。

マナーが悪い子エピソード

実際にいる「マナーの悪い子」は、どのような行動をするのでしょうか。ママたちの実体験を伺いました。

「息子の友達のなかに、お菓子をねだる子がいました。わざわざ「今日おやつ食べてないんだ」と言ってきたり、息子に「おかわりちょうだい」とお願いしたり。私には遠慮しているようなので、「お菓子が欲しいときは、おばちゃんに言ってね」と伝えておきましたよ」

「わが家の門限は17時なのに、18時になっても帰らない子がいました。しかも、その子はランドセルを背負ったままなので、学校帰りに直接うちに来ているんです。向こうの母親もこの状況を知っているのに、挨拶ひとつありません。さすがに腹が立ったので、「うちの門限は17時なの。おうちの人にも伝えておいてね」と伝言を頼みました」

「ある日突然、知らない子どもがインターホンを鳴らしに来たんです。何かと思いきや、「おやつがほしい」と言ってきてびっくり。とりあえず小さなお菓子を渡したところ、早朝にもやって来るようになりました。後から知ったのですが、その子は同じマンションに住む放置子でした。母親は夜働いて、昼間は子どもの相手をしていないんだとか…。可哀そうですが、その子とは距離をとっています。」

注意するときに気をつけたいポイント

ママたちの実体験を聞き、「こんな子がいるのか…」と驚いた方もいるのでは。このような場面に遭遇したら、どう注意するのが正解なのでしょうか。「こうやったらうまくいった」「実際に注意して失敗した」というママの経験から、子どもに注意するときのポイントを学んでおきましょう。

「うちの家に来るなら、うちのルールを守ってほしい。なので、わが家に遊びに来た子には自分の子のように接しています。言い方がキツくなければ、子どもたちも受け入れてくれますよ」

「娘の友達を叱ったら、その子が母親に「あの人に怒られた」と報告してトラブルに…。それ以来、相手の親を見て「注意したら揉めそうだな」と感じたら大人しくしておくようにしています」

「以前までは遠慮なくよその子に注意していましたが、「よその子を叱る=その母親の育児を否定している」という話を聞いて考えが変わりました。それからは、相手のママの気持ちを考えて行動するようにしています」

家庭により育児方針が異なる