公的年金に上乗せして支給される「年金生活者支援給付金」をご存じでしょうか。これは、消費税率引き上げ分を活用し、年金収入や所得が一定以下の受給者の生活を支援するために設けられた恒久的な制度です。
注目すべきは、2026年度の改定です。公的年金本体の増額率は「マクロ経済スライド」等の調整により1.9%にとどまる一方、この給付金は物価変動率がそのまま反映されるため、3.2%の大幅な引き上げとなります。
物価高が続く中、対象者にとっては生活を支える心強い存在といえるでしょう。
本記事では、年金生活者支援給付金の最新の金額や支給要件、手続きのポイントについて解説します。
1. 年金生活者支援給付金は3種類
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たす場合、年金額に上乗せして受け取ることができる給付金です。
受給中の年金種類に応じて、それぞれの給付金が設けられています。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
すでに基礎年金を受給中の人が、所得が下がったことなどにより新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、例年9月の第1営業日(2025は年9月1日)以降順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が緑色の封筒で届きます。
※老齢年金を繰上げ受給中の人には、別の様式で届きます。

なお、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた場合、電子申請による請求書の提出も可能です。
スマートフォン(またはPC)とマイナンバーカードにより電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要となります。