高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが2025年に行った「中高生の教育費負担実態調査」の内容についても一部ご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年12月締め切り」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・2025年12月締め切りの奨学金】学校法人日本財団ドワンゴ学園「日本財団ZEN大学奨学金(2026年度)一次募集」
ZEN大学が提供する奨学金・奨励金は高等教育の間口を広げ、学びの意欲のある人の機会を増やしたいという考えから、日本財団の支援により、多様な学生の学びを支援する奨学金・奨励金の提供を予定しています。
1.1 【返済不要・2025年12月締め切りの奨学金】学校法人日本財団ドワンゴ学園「日本財団ZEN大学奨学金(2026年度)一次募集」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】授業料減免、給付
【申込み期間】2026年度4月入学(予定)者
<一次募集>2025年10月1日(水)13:00~2025年12月15日(月)23:59まで
<二次募集>2025年12月16日(火)0:00~2026年4月15日(水)23:59まで
2025年度4月・10月入学者
2025年10月15日(水)13:00~2025年12月1日(月)23:59まで
【支給人数】最大700名(予定)
【支給金額/人】44.6万円
2026年度4月入学(予定)者:り2026年度授業料等(検定料・入学金・年間授業料)を免除もしくは還付
2025年度4月・10月入学者:2026年度授業料を、進級前に免除
※年間授業料(38万円)、入学検定料(3万円)、入学金(3万6千円)
【支給期間】1年限り
【成績制限】なし
【所得制限】あり
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】以下の1〜4の条件に全て該当する者。ただし採用数に限りがあり、応募資格・適応条件に合致していても採用とならないことはございます。
- ZEN大学学生募集要項(2026年4月入学)に記載の入学資格を満たす者、または2025年度(4月生・10月生)本学正科生の学籍を有し、2026年度の在学を予定している者。
- 日本国籍を有する者、特別永住者、または、出入国管理及び難民認定法の別表第二に規定される在留資格(永住者、定住者、日本人(永住者)の配偶者・子)を有する者。
- 本学への入学を強く希望し、本学で学び、卒業する意欲のある者。
- 生計維持者(学生の学費・生活費を支払う者)※の「令和7年度(令和6年中)の所得証明書」記載の収入・所得金額を合算した世帯収入が下記【別表※詳細は下記概要を参照ください】の者。(複数種類の収入・所得が゙ある場合、合算して総合的に判定します。)
【募集団体】学校法人日本財団ドワンゴ学園
【奨学金概要】日本財団ZEN大学奨学金募集要項
2. 【返済不要・2025年12月締め切りの奨学金】公益財団法人江頭ホスピタリティ事業振興財団「一般募集(2026年度)」
公益財団法人江頭ホスピタリティ事業振興財団は『飲食サービスなどの外食産業や、ホテルなどの観光産業に代表されるホスピタリティ事業の発展によって、ホスピタリティの概念が社会に定着し、それによって人々が健康で心豊かな生活を営むことが出来ること』を目的として設立されました。そのための研究開発や人材育成を助成する事業を行っています。
2.1 【返済不要・2025年12月締め切りの奨学金】公益財団法人江頭ホスピタリティ事業振興財団「一般募集(2026年度)」
【対象の課程】大学,専修学校
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2025年12月1日までに郵送必着
【支給人数】30名程度
【支給金額/人】24万円(月額2万円)
【支給期間】令和8年4月~令和9年3月(12ヶ月間)
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】学部生・修士生・博士生 外国人留学生
【資格・条件】
- 外食産業・観光産業などに代表されるホスピタリティ産業に興味がある者。又は将来就業したいと考えている者、あるいは食や食文化・ホスピタリティに興味のある者で、現在大学(専門学校を含む)に在学中の者。
- 学業、人物ともに優れている者。
- 面接、説明会への出席を含め、当財団の定める事項を誠実に遵守できる者。
尚、義務を履行しない者は、年度の途中であっても給付を中止する。
※奨学金受給条件: ①給付期間を通して学籍があること。②原則として日本国内で通学していること。
【募集団体】公益財団法人江頭ホスピタリティ事業振興財団
【奨学金概要】公益財団法人江頭ホスピタリティ事業振興財団 奨学金助成事業
いかがでしたでしょうか。
「2025年12月締め切り」の返済不要の奨学金をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【中高生の教育費負担実態調査】卒業・新入学、入学後に就学のためにかかった費用は高校1年生の「制服」で8万621円
奨学金は、大学生や大学院生、大学進学予定の学生に給付される場合が多くあります。
しかし、中学校や高校の入学や、入学前後にも多くに費用がかかります。
子ども支援の国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下セーブ・ザ・チルドレン)は、経済的や生活上の困難がある世帯を対象に、中学・高校の入学に関わる費用の一部を支給する「子ども給付金 ~新入学サポート 2025~」を実施しました。
本給付金の利用世帯に対し、中学・高校の卒業・入学にかかった具体的な費用や、政府への要望に関するアンケート結果をまとめた報告書を、2025年10月末に発表しています。
アンケートは2025年8月に実施。本調査では、卒業・入学にかかる費用が前年より高額化傾向にあり、授業料以外に家計を圧迫する私費負担の実態が見えてきました。
なお、本調査は、経済的に困難な状況にある全国46都道府県の保護者(大半がひとり親世帯・女性)436人と、中高生148人から有効回答を得ています。
「卒業・新入学(入学式まで)にかかった費用」についてのアンケート結果では、高校1年生の「制服」にかかった費用の平均額が8万621円です。
また調査した「制服代」「卒業アルバム代」「教科書・教材費」 「パソコン・タブレット代」全項目において、2024年度の調査より金額が上昇しており、特に制服代は中1、高 1 どちらも約1万円増加していました。
また、「卒業・新入学時に必要な支援」についてのアンケートでは、保護者の67.7%、中高生の73%が「制服・運動着などを安く買えるようにすること」と回答しています。
ほかには「学校に必要な教科書や副教材は学校が用意すること」「学校指定品をなくして、安い商品を選べるようにすること」も半数以上が選択する結果となりました。
奨学金制度は、大学生を主な対象としている場合が多いですが、経済的な困難を抱える家庭にとって、中学生や高校生の制服代や学用品費といった教育費の負担も無視できない大きな問題となっています。



