最後に、いざ老後生活を目前にして「老後資金が足りない!」なんてことにならない秘訣をご紹介します!
老後資金の目標額を決めておく
老後資金は多額の準備が必要なので、短い期間で用意するのは難しいでしょう。そこで、「いくら貯めたらいいのか」をしっかり決めておくことが大切です。
目安となる生活費は、現役時代の7割。これを基準に、平均寿命までの生活費を計算してみましょう。ポイントは、少し多めの生活費を設定しておくこと。医療費や食費の増加が予想されるため、ギリギリの予算では不足する危険があります。
ライフプランを決めておく
老後資金の他に、マイホームの頭金や教育費など今後のライフプランを書き出しておくのも忘れてはいけません。老後用以外に必要なお金を決め、貯金のスケジュールに組み込んでおきましょう。
投資には利用しない
老後資金は、定年退職後の生活費となる重要なお金。必ず確保しておかなければいけないため、損失リスクのある投資に充てることは避けておきましょう。特に元本保証のない商品は、潜んでいるリスクや情報をしっかり吟味把しておく必要があります。
まとめ
老後資金は、長い時間をかけてしっかり貯める必要があります。iDeCoや積立貯金を利用し、マイホームなどの資金とは別に確保しておきましょう。つい「もっと増やそう」と考えてしまいがちですが、失ったときのことを考え、投資は避けておいてくださいね。
【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。
LIMO編集部