1. フライパンを使用したテスト結果の詳細は?

ここからは、国民生活センターが行ったテスト結果を紹介します。

テストは、「フライパンを使用中に取っ手に火がつき焼損した。商品に問題がないか調べてほしい」という依頼を基に行われたものです。

対象となるのは、取っ手が取り外せるタイプのフライパン。取っ手の取付部が本体の外側に設けられた商品です。

焼損したのは取っ手の先端にあるゴム部分で、すでに事業者によって交換対応され確認することができなかったそうです。

調査には、焼損したものと同型のものを当該品として使用。取っ手の取付部が本体の外側に設けられた構造の商品を参考品とし、当該品と参考品は取っ手先端のゴム部分でフライパンの取付を挟み込んで固定する構造の商品となります。

テストでは、実使用で炎が接する可能性を調査しましたが、コンロ中央にフライパンを置いた場合ではどちらも異常はみられませんでした。

しかし、コンロ中央に取っ手の取付部を近づけるように約5cmずらすと、どちらも中火及び強火の際に炎がフライパンの底面からはみ出す結果に。取っ手先端のゴム部分に接近する様子がみられ焼損したそうです。

テスト結果としては、当該品はコンロに対してフライパンの位置がずれたり、火力が強い場合などフライパンの底面からはみ出した炎で、取っ手先端のゴム部分が焼損した可能性が考えられるとしています。