2. 新チームから重視したのは「1点の取り方」

昨年の夏は、県大会1回戦で千葉英和に敗退した四街道高校。

強豪校に勝つため、新チームから重視したことを聞いてみると、「1点の取り方を何パターンも作ったことですね。昨夏、1回戦で負けたチームも力はあったのですが、点が欲しい時に取れませんでした。新チームから1点の取り方をキーにした結果、中央学院さんに勝つことができたと考えています」と古谷監督は話します。

春季大会2回戦で勝利した四街道高校

春季大会2回戦で勝利した四街道高校

筆者撮影

テーマは1アウト3塁を作るという点。それは今年の春の大会でも変わらず、盗塁やエンドランを駆使するなど、チーム全体に「次の塁を狙う」強い意識が浸透していました。

ランナーを3塁に置いてからはヒッティング以外にも、スクイズやセーフティスクイズで相手を揺さぶり、点をもぎっとっています。しかし、スクイズ失敗などで点を取れないケースもあったので、確実に1点を取ることをさらに意識していくそう。

3. 選手の野球技術は「最新機器」を使って向上

戦術面では、1点を取るパターンを増やしてきた四街道高校。選手の野球技術向上については、最新機器を使った細やかな指導を行っています。

ラプソードを導入している

ラプソードを導入

筆者撮影

ラプソードを使いこなすマネージャー

ラプソードを使いこなすマネージャー

筆者撮影

具体的には、プロ野球などでも使われている簡易型弾道測定器「ラプソード(定価49万5000円)」を実費で購入。投手の球速やボールの回転数、変化量などを測定することで、より論理的な話が可能になったそう。

光電管 ワイヤレスタイム測定機でタイム測定

光電管 ワイヤレスタイム測定機でタイム測定

筆者撮影

それ以外にも、正確なタイム測定を行うために使用する「光電管 ワイヤレスタイム測定機(定価:22万円)」や、大谷翔平選手が使用していることでも有名な、スイング測定機「BLAST BASEBALL(定価:2万1780円)」など、さまざまな機器を導入しています。

BLAST BASEBALLを使った測定

BLAST BASEBALLを使った測定

筆者撮影

科学の力を借りて、選手1人ひとりの身長・体重・筋肉量、スプリント力、持久力、スイングスピード、球速、ボールの回転数といったデータを取って指導を行っているのです。

これまで見えなかった能力が可視化されることで、「課題が明確になるので、選手の伸び方が違いますね」と話す古谷監督。

春の大会で背番号11を付けている、福永竜基投手(2年)も大きく伸びた1人。入学時は120km/hだった球速が1年間で134km/hまでアップし、今では重要な戦力として活躍しています。