3. 高齢世帯向けの賃貸もある

賃貸物件の中には、高齢世帯の入居を推進している場合もあります。

たとえば、公営住宅やURを利用した「シルバーハウジング」や、民間の事業者が運営している「サービス付きの高齢者専用賃貸住宅」です。

URが提供している高齢者向け賃貸住宅は、以下の種類があります。

  • 高齢者向け優良賃貸住宅
  • 高齢者向け特別設備改善住宅
  • シルバー住宅
  • URシニア賃貸住宅(ボナージュ)

今後も高齢世帯の人口は増えることが予想されるので、こうした賃貸物件は今後も増える可能性は高いです。

いくらまでなら家賃を出せるのか、資産はいくら切り崩して生活できるのか、きちんとライフプランニングをしておきましょう。

4. 賃貸で生活する場合でも資産形成はしておく必要性あり

高齢世帯の3分の1は賃貸で住んでおり、家賃相場は5万5675円でした。

前回の調査時よりも高くなっています。

不動産価格の高騰や物価高の影響で、今後も家賃相場は高くなる可能性があるでしょう。

高齢世帯の人口が増え続けているため、高齢者を対象にした賃貸住宅も増え始めています。

そのため、自分たちの生活する環境や場所は、持ち家よりも自由に決めやすくなったといえるでしょう。

ただし、家賃と生活費がかかるので、年金以外の資産を現役世代で準備しておくことが重要です。

株式や投資信託などを活用して、将来の生活資金を確保していきましょう。

また、将来の収入と支出のバランスをどのように取れば生活できるか、ライフプランを通して把握しておくことも重要です。

参考資料

川辺 拓也