【年金一覧表】60歳~89歳の「厚生年金・国民年金」平均額を1歳刻みでチェックしてみた
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セカンドライフとも言える老後生活において、収入の柱となる「老齢年金」。
老後に年金を受け取れることは知っていても、実際に自分がいくら受け取れるのか知らない人も意外に多いです。
そこで本記事では、60歳~89歳の「厚生年金・国民年金」の平均額を1歳刻みで紹介していきます。
老齢年金の仕組みについても解説しているので「自分は厚生年金か国民年金どちらを受け取れるのか」もあわせて確認しておきましょう。
1. 自分はどっち?老齢年金の仕組みをおさらい
まずは、日本の老齢年金の仕組みについておさらいしておきましょう。
日本の老齢年金には「厚生年金」と「国民年金」が存在しており、下図のように2階建て構造となっています。
1階部分となる「国民年金」は、原則20歳以上60歳未満の人が自動的に加入対象となり、加入期間と納付月数が同じであれば、加入者全員が同じ年金月額を受け取れます。
一方で、2階部分となる「厚生年金」の場合は、会社員や公務員などが加入対象で、加入期間や年収などによって受給額が異なります。
つまり、会社員や公務員は、国民年金に上乗せする形で厚生年金が老後に受け取れます。
反対に、専業主婦や自営業者の場合は、厚生年金の加入対象外のため上乗せされずに、国民年金のみの受給となるのです。
では、厚生年金と国民年金でどのくらい受給額に差があるのでしょうか。
次章で詳しく紹介していきます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)