3.2 古伊万里は水平にすると歪みが見えやすい

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温度調整が難しい江戸時代に作られた古伊万里は、現代の作品と比較して歪みが強く見られます。

とくに皿を水平にして見た時に、縁の手前と奥側が歪んで見えるはずです。

もし、縁の前後全てが水平に近い場合は、江戸時代に作られた古伊万里ではない可能性が高いでしょう。

3.3 古伊万里は青いインクの飛びが見つかりやすい

古伊万里に使用される釉薬は透明度が高く、高温で焼成されることから、青いインクの飛びが発生しやすくなっています。また染料の成分もインク飛びの要因のひとつです。

こうした青いインクの飛びは、古伊万里独特の美しさとして評価されているポイントとなります。