象印マホービンの「リビング製品」

国内では、ステンレスマグやステンレスポット、ステンレススープジャーが好調に推移した。売上高は、前年同期比+3.2%の55億600万円であった。

海外では、北米の販売は前年同期比▲9.6%と低調であったが、台湾や東南アジア、韓国でステンレス製品が好調に推移してアジア全体では前年同期比+8.7%であった。売上高は、前年同期比+8.4%の80億8000万円となった。

以上より、「リビング製品」売上高は、前年同期比+5.1%の135億8700万円となった。

象印マホービンの「生活家電製品」

国内では、加湿器の販売は好調であったが、ふとん乾燥機や食器乾燥器などが低調で、売上高は前年同期比▲0.4%の21億3300万円となった。

海外では、「生活家電製品」はアジアのみで取り扱っており、加湿器が韓国で好調に推移した。売上高は、前年同期比+193.6%の4億4600万円となった。

以上より、「生活家電製品」売上高は、前年同期比+12.5%の25億8000万円となった。

象印マホービンの「その他製品」

国内売上高は、前年同期比+14.9%の11億4500万円となった。

海外は、中国で前年同期比+36.7%、北中南米で前年同期比+31.2%となり、売上高は前年同期比+9.4%の4億6200万円であった。

以上より、「その他製品」売上高は、前年同期比+13.2%の16億800万円となった。

象印マホービンの配当

剰余金配当は、中間配当・期末配当それぞれ、前期と同額の1株あたり17円であり、年間配当も前期と同額の1株あたり34円を予想している。

配当予想の修正はない。

象印マホービンの株価

2023年11月期第3四半期連結決算の発表前となる、2023年10月2日の終値は1803円であった。

年初来高値は、2023年7月13日の2180円である。

減益となった決算発表を受けて株価は急落し、2023年10月3日の終値は前日比153円安の1650円となった。

参考資料

石川 貴康