「大企業の社員」と「中小企業の社員」の貯蓄額の差はいくらあるのか
中小企業の割合は何パーセントか
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従業員が多く、規模が大きい大企業と、大企業よりも規模が小さい中小企業では、労働環境や福利厚生、そしてもらえる給与に差があります。
実際に大企業で働いている社員と中小企業の社員では、貯蓄額にも違いがあるのでしょうか。
今回は、企業の規模別に社員の貯蓄額をチェックしていきましょう。
中小企業の割合は何パーセントか
大企業の社名は、ニュースや新聞などでよく聞く機会が多く、知名度が高いですね。
しかし、実際のところ日本の企業数を見てみるとほとんどが中小企業となっており、大企業の数は圧倒的に少数となっています。
中小企業庁「2023年版中小企業白書小規模企業白書」によると、中小企業の数は全企業のうち、99.7%を占めています。
従業者数で見てみると、中小企業の従業者数は全体の約70%で、大企業で働いている人は全体のうち約30%となっています。
執筆者
下中英恵FP事務所
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)/第一種証券外務員/内部管理責任者
東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。
現在は日本において下中英恵FP事務所を立ち上げ、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、書籍や金融記事の執筆活動を行う。
主な著書として、『2022年版 株の稼ぎ技232 米国金利と日経平均の行方を成功投資家とアナリストたちから知る! 株テクニック総まとめ!』(スタンダーズ株式会社)、『2021年版 株の稼ぎ技223 (稼ぐ投資) 』(スタンダーズ株式会社)などがある。