キランソウ

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3~5月にかけて咲く鮮やかなブルーの花が美しいキランソウ。

別名「ジゴクノカマノフタ」と呼ばれ、地面をおおい尽くすように広がる様子が釜のふたのように見えたことが由来です。

万太郎の研究費や生活費を稼ぐため、レストランで働く竹雄。制服姿を見た万太郎は竹雄をキランソウのように美しいとほめます。竹雄のおかげで地獄に落ちずに安泰な暮らしができているという意味もあるのかもしれません。※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

ネコノメソウ

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ネコノメソウは4~5月にかけて黄色い小花が開花。緑から黄緑のグラデーションになる葉もキレイです。実が縦に裂け、中の種か細長く見える様子がネコの目に似ていることから名付けられました。

寿恵子を連れて結婚報告のため高知に帰省する万太郎。横倉山でネコノメソウを見つけ、寿恵子に説明。寿恵子は竹雄からバトンタッチする助手としての心得を伝授されます。※参考価格:700~800円前後(3号ポット苗)

スエコザサは牧野博士の妻への愛と感謝の証

牧野博士が植物の研究に没頭できるように支え続けた妻の寿衛子さん。亡き妻に捧げたスエコザサは、極寒の地でも健気に生きる強さとしなやかで美しい姿が、妻の面影そのものだったのかもしれません。

好きな植物の研究に没頭できたことが、生涯の幸福だという牧野博士。それはまさに天真「らんまん」な人生だったと言えるでしょう。