30歳～70歳代「貯蓄ゼロ」と「貯蓄中央値」はそれぞれいくらか

貯蓄を増やすための方法とは

各年代で貯蓄のない世帯が一定の割合でいるため、貯蓄や資産を増やす取り組みは必要になります。

効果的に貯蓄を増やす方法は、以下のとおりです。

それぞれの方法について解説しましょう。

副業を実施して、複数の収入源を確保すると効果的に貯蓄を増やせます。

資産を増やすためには、投資に回すための資金が必要です。

副業で収入を増やして資産運用にまわす資金を捻出すると、効果的に貯蓄がおこなえるでしょう。

NISAは、投資信託や株式投資で運用した利益が非課税になる制度です。

出所：金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

NISAは運用におけるリスクもありますが、中長期の資産形成を効果的に行える制度になります。

そのため、長い目で資産を増やす方法としては効果的です。

2024年には、新しいNISA制度も始まります。

出所：金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

資産運用で貯蓄を効果的に増やす方法として、活用すると良いでしょう。

iDeCoの活用も、効果的な資産形成の1つとして検討しましょう。

iDeCoは60歳まで掛金を拠出して、将来の資産形成を確保する目的でつくられた制度です。

NISAとの違いとして、掛金が所得控除が受けられる制度のため、節税にも役立ちます。

そのため、節税しながら効果的に資産形成したい人は、iDeCoの活用を検討してみましょう。

家計を見直して、固定費を削減する方法も検討しましょう。

固定費の見直しは、月々の通信費やサブスク代を見直すと、毎月の支出が減らせます。

もし、副業で収入を増やす方法が採用できない場合は、固定費を見直して支出を少なくできないか、確認してみましょう。

各年代の貯蓄がない世帯の割合と、貯蓄額の中央値を確認しました。

年代が上がるにつれて、平均値と中央値に開きがあります。

そのため、年代が上がるにつれて「貯蓄ができている世帯」と「貯蓄ができていない世帯」が二分化されているといえるでしょう。

家計の見直しや収入を増やしながら、効果的に資産形成を行い、公的年金に頼った生活にならないように対策を実施してください。

川辺拓也