●【積立投資】50~65歳「5%」の場合:毎月7万4825円

【図表6】

【目標金額:2000万円】

  • 積立投資期間:15年(50歳~65歳)
  • 想定利回り:5%

【積立投資額:毎月7万4825円】

  • 元本:1346万8000円
  • 運用収益:653万1000円

●【積立投資】50~65歳「7%」の場合:毎月6万3099円

【図表7】

【目標金額:2000万円】

  • 積立投資期間:15年(50歳~65歳)
  • 想定利回り:7%

【積立投資額:毎月6万3099円】

  • 元本:1135万8000円
  • 運用収益:864万2000円

積立投資は「早めのスタート」がポイント!

2024年から恒久化となる「つみたて投資枠」を利用すると、20年、30年、40年以上と長期にわたる資産運用が可能です。

このつみたて投資枠を利用した積立投資は「非課税」となるため、利益をまるまる受け取ることができます。

40歳と50歳からのスタートで現行の老齢年金受給開始年齢となる65歳までに2000万円を作ることは十分可能です。

しかし、40歳と50歳では、目標の2000万円を到達するのに必要な積立額が2~3倍異なります。毎月、大きな負担をかけずに老後資金を準備するためには、「早めのスタート」がポイントとなるでしょう。

なお、本記事では、想定利回り3%・5%・7%が「ずっと」続いた場合のシミュレーションを行っていますが、実際の運用は波があるためこのとおりとはいかない点にご留意ください。

良い時もあれば悪い時もある、これも資産運用です。長く継続することでリスク軽減や「積立」の効果を得られますので、腰を据えて資産を作り上げていきましょう。

参考資料

和田 直子