つみたてNISA「安定性重視」ならインデックスファンド

つみたてNISAの投資対象商品は「指定インデックス投資信託・アクティブ運用投資信託等(指定インデックス投資信託以外)・ETF(上場株式投資信託)」の3つのタイプがあります(図表2)。

【図表2】

出所:筆者作成

■指定インデックス投資信託とは?

つみたてNISAの投資対象商品の約85%を占める「指定インデックス投資信託」は、以下のような指標(ベンチマーク)に連動する運用成績を目指す投資信託です。

  • 日本株式:TOPIXや日経平均
  • 米国株式:NYダウやS&P500

例えば、日経平均株価をベンチマークとするインデックス投資信託であれば、代表となる225銘柄に分散投資することで、ベンチマークに連動した成果を得られるということになります。

全体的にコストが低く設定されていることと、安定的な運用を期待できるのが特徴です。

■アクティブ運用投資信託とは?

一方、ベンチマークを上回る運用成績を目指すものを「アクティブ運用投資信託」といいます。

インデックス投資信託より積極的な運用を行う性質上、期待リターンとリスクが高くなるため、安定性よりも収益性を重視したい方に適しているといえるでしょう。

■ETF(上場株式投資信託)とは?

現時点でわずか8本しかないETFについても触れておきましょう。ETF(上場投資信託)とは、ベンチマークに連動した運用成績を目指す投資信託です。

インデックス投資信託との違いは、「上場」している点にあります。ETFは証券取引所に上場しているため、株と同じように市場価格で売買を行います。

リアルタイムで動いている価格を見て、自分で売買のタイミングを判断しなければいけないため、投資未経験の方にはややハードルが高いかもしれません。

このような違いにより、安定性を重視した資産運用を好む方にはインデックス投資信託がおすすめといえるでしょう。