3月より就活が解禁され、徐々に就職活動を始めている人も多いでしょう。

今から就活の準備を始める人にとっては、「何から始めたらいいのか」「何に気をつけたらいいのか」といった悩みを抱えている就活生もいるのではないでしょうか。

本記事では、就活時に就活生が困ったこと・やっておいたほうがよかったと感じることについて紹介していきます。

近年の就活内定状況の推移や、就活生に求められる能力についてもあわせて解説しているので、参考にしてください。

2024年卒の就活は難しい?

就職の内定率は、経済状況によって変動する傾向にあるため、その年それぞれで就活の難しさが変わります。

近年では、新型コロナウイルス感染症の影響により、企業の倒産や経営悪化が進んだことで就職の内定率も低い推移となっていました。

では、2024年卒の就活はどうなのでしょうか。

結論からお伝えすると、2024年卒の就活は、新型コロナウイルス感染症の影響がピークであった年と比較すると、難しさは軽減しているとうかがえます。

厚生労働省の発表したデータによると、令和5年の大学(学部)生の就職内定率は、2022年10月時点で74.1%となっており、前年同期と比較すると2.9ポイントアップしていることが分かりました。

出所:厚生労働省「令和5年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(10月1日現在)を公表します」

2023年卒の内定率が過去2年において最高値であることから推測すると、2024年卒も同様に就活の難易度としては、新型コロナウイルス感染症ピーク時よりも難しくないと言えます。

また、近年においては徐々に求人倍率も増加傾向にあります。

実際、厚生労働省の発表した一般職業紹介状況では、令和2年から3年と比較すると、令和4年以降から有効求人倍率・月間有効求人数ともに増加していることが分かります。

出所:厚生労働省「 一般職業紹介状況(令和5年1月分)について」

令和4年の就職内定率と求人数の増加から、2024年卒の就活においても経済回復に向けて、企業側も積極的に採用活動を進めるのではないかとうかがえます。