厚生年金だけで「ひと月30万円超」の人はどれほどいるのか
RomoloTavani/istockphoto.com
わたしたちの老後生活を支える「公的年金」。先日、2023年度の支給水準が3年ぶりにプラス改定となることが好評されました。とはいえ昨今の物価上昇には追いつけるものではなく、年金収入だけで暮らす高齢者にとっては厳しい懐事情となりそうです。
日本の公的年金は。国民年金と厚生年金の2種類。ベースとなる国民年金に加え、会社員や公務員は厚生年金を受給します。その厚生年金の受給額には大きな個人差があり、なかにはひと月30万円以上を受給する方も一定数います。
今回は、厚生年金をひと月30万円受取る人の割合や、厚生年金の受給額に個人差が生じる理由について整理していきます。
【注目記事】住民税非課税世帯に5万円支給が決定。非課税世帯は年収いくらで該当するか
執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。