50歳代「貯蓄2000万円超」は何パーセント?資産形成ラストスパートのコツとは
長く働く、そして「お金にも働いてもらう」発想も
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2023年、新しい年が幕を開けました。
日本漢字能力検定協会が選ぶ2022年の「今年の漢字」は「戦」でしたね。選定の背景はいくつかありますが、昨年は物価高により、多くの世帯の家計が「戦い」さながらだったことを思い起こさせるものでもあります。
年金のみで生活を送るシニア世代にとっては、暮らしを守るために精一杯だったという世帯も多いでしょう。
現役世代の中には、長生き時代を見据えて「老後資金の準備」に目を向ける人も増えていますね。最適な資産形成のスタイルは、その年齢層によっても異なります。
今回は、現役時代のラストスパート期ともいえる50歳代にフォーカスします。この世代の貯蓄事情や、50歳代で意識しておきたい仕事やお金の対策について考えていきます。
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執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/ファイナンシャルプランナー/MDRT日本会会員
立命館アジア太平洋大学卒業後、自動車や通信業界にて営業職に従事。その後、ジブラルタ生命保険、株式会社ほけんのぜんぶに入社し、生命保険販売業務に携わる。生活全般に関わるお金の相談に対応が可能で、特に教育費・老後資金の準備、相続の相談などを得意とする。現在は個人向け資産運用のサポート業務をおこなう。表彰歴多数。2020年、2021年度MDRT日本会会員。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。