40~50歳代の「貯蓄ゼロ世帯」30歳代よりも多いという現実。考えられる理由2選
30~50歳代の貯蓄の平均・中央値を確認
polkadot_photo/shutterstock.com
年が明け、心を新たに貯蓄に励もうと目標を立てる方もいるでしょう。
一方で、フジッコはつくだ煮「ふじっ子煮」やヨーグルト製品などを2023年3月1日出荷分から順次4~36%値上げすると公表しており、去年に引き続き食品などが値上げされる可能性もあります。
特にお子さんの教育費がかかる一方で老後資金の準備も必要な40~50歳代の方は、やりくりに悩まれる方もいるのではないでしょうか。
今回は40~50歳代の貯蓄事情をみていきましょう。
「貯蓄ゼロ」30歳代より、40~50歳代が多い結果に
まずは金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」より、30~50歳代までの貯蓄平均と分布を確認します。
30歳代の貯蓄
平均752万円・中央値238万円
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。