つみたてNISAではさまざまなインデックス投資信託が対象になっていますが、長期で積み立て投資をするなら、ハイリスクな一方で魅力的なリターンが期待できる株式のインデックス投資信託がおすすめです。
今回はつみたてNISAでの投資に適したインデックス投資信託4選と現状を解説していきます。
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1. 日本株(TOPIX)へ投資するインデックス投資信託
つみたてNISAでは、日本株に投資をおこないたいという方もいると思います。
日本の株価指数としてはTOPIXと日経225が有名ですが、この二つを比べるとTOPIXはよいでしょう。
日経225はその名の通り組み入れ銘柄が225銘柄と少なく、しかも株価の単純平均であることから「値がさ株」と呼ばれる株価が大きい銘柄のインパクトが大きいため、必ずしも日本の株式市場の実態を反映できない局面もあります。
対して、TOPIXは2000銘柄以上が組み入れられていて、かつ時価総額に応じて加重平均されているため、より正確に日本の株式市場の動向を反映します。
また、運用期間中のコストとなる信託報酬も相対的に低く、年間0.1%台に収まる銘柄もあります。運用コストを抑えられるのも、日本株インデックスの魅力といえるでしょう。
足元はグローバルな景気減速懸念のあおりを受けて小幅に下落しています。
しかし、日本はここまでコロナ禍以降の経済回復ペースが遅いことから、今後も経済正常化による回復が市場の下支えとなる見込みです。従って、中長期的に見れば底堅く推移することも期待されるでしょう。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。