厚生労働省の「2021(令和3)年 国民生活基礎調査の概況」によれば、65歳以上の方がいる世帯の世帯構造のうち、「単独世帯」は28.8%。
1986年の13.1%の倍以上となっており、「夫婦のみの世帯(32.0%)」に次ぐ多さとなっています。
考えたくないものですが、老後は病気や介護、また配偶者との死別などにより、世帯構造が変わりやすいもの。そのことを踏まえた上でマネープランを立てる必要があるでしょう。
特に70歳代は年金生活が本格的にスタートする一方で、世帯構造が変わる人が多いもの。以下のような確認をしておくことが重要でしょう。
- 70歳代で平均貯蓄額1786万円を目指す
- ねんきん定期便などで自分の年金額を確認する
- 長く働くキャリアプランを考える
今回は70歳代に視点をあて、その貯蓄や年金、また70歳代の就業状況も確認します。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月1日更新)。