年金が減った場合はどうなる?
ここで着目したいのは、「実収入」の部分です。老後の収入といえば「年金」になるわけですが、夫婦で約21万円とされています。
たしかに、日本年金機構によれば、厚生年金のモデル夫婦の受給額は21万9593円です。
しかし、これは今の年金水準の話。
少子高齢化の今、年金受給額は下がる可能性が高いとされており、一部では約3割減という話も出ています。
たとえば年金額が3割減った場合、月の年金額は月15万円ほどになります。月の赤字は11万円になり、老後4000万円以上必要という計算になるでしょう。
ただ、年金がどれくらい下がるかはわかりませんし、今の厚生年金は妻が専業主婦として計算されています。
妻が厚生年金に加入すれば、将来の夫婦の年金額も想定より上がる場合もあるでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。